原画家紹介の前に
はじめに
職人を絶やすな!
これは日本が誇る超一流の鞄メーカー吉田カバンの創業者である吉田吉蔵氏の言葉である。
同じことがエロゲにも言える。
絵師を絶やすな!
エロゲの製作には絵師以外にもシナリオライターや音楽作成者など様々な人たちが関わっている。
しかし、その中でも最も重要であり、エロゲ界を根本から支えているのがエロいS級美少女を生み出している原画家であることは言うまでもない。
そこで、本記事ではそんな神の手を持つ神原画家を一挙に大量紹介しようと思う。
本記事のコンセプト
本記事のコンセプトは以下の2つの記事と同じだ。
つまり、抜けるかどうかを基準にしている。
一部、面白いかどうかで紹介している作品もあったりするが基本的にはエロ重視だ。
面白さだけにこだわった作品紹介は次の記事でしているので興味があれば参考にしていほしい。
原画家選定の基準
原画家を選定する際に、次の3つの基準で判断した。
それぞれSABCDEの6段階で評価し±で微調整をしている。
①画力
当然これが最重要項目だ。
要は、ヒロインがかわいく美しいのか、ということ。
②構図
実は管理人個人としてはこれが最重要項目になる。
構図とは、体位やシチュエーションなど、抜きやすいHCGが描けているかということだ。
イラストレーターのレベルは年々上がっているため、画力については差がつきにくい状況になっている。
エロゲ原画家としての能力を図るのに最も適した指標がこの構図なのだ。
具体的には管理人の場合、正常位と後背位がどれだけ上手く描けているのかがポイントになる。
特に重要なのが主人公視点の後背位であるいわゆる後背位(後)と私が呼んでいる構図だ。
なぜこの構図が重要なのかというと、
1、エロゲのHシーンの中で一番実用性が高い
2、にもかかわらず、エロゲに特有の構図であり描くのが難しい
ということによる。
実用性については個人差もあるだろうから割愛する。
問題は2だ。
後背位(後)は以下の3つの観点から描くのが難しいと考えられる。
エロゲというのは2次元なので、ヒロインの振り向いた顔を上手く描くのは容易ではないのだ。
せっかく後背位(後)の構図のHシーンがあってもヒロインの顔が上手く描けていないケースは残念ながら少なくない。
また、アナルや結合部、特にアナルについてはそもそも描くのかどうかが問題になる。
仮に描いたとしてもモザイクをかけたりするので、面倒な割にはあまり意味が無かったりする。
管理人はエロゲを買うかどうか判断する時はこの後背位(後)の構図を真っ先に確認することにしている。
単に好きな構図だからということもあるが、この後背位(後)を用意しているかどうかでそのブランドのエロに対する本気度が分かるからだ。
管理人の経験上、新人のイラストレーターやシナリオを重視ししているブランドは後背位(後)を描かずに描きやすい後背位(前)を描くことが多い。
この『紅葉とワンルーム 〜とある夏の一日〜』では紅葉が主人公に尻を向けている主人公視点のシーンがある。
しかし、挿入がなく愛撫で終わってしまっており、その後正常位へと移行する。
非挿入シーンが多いというのもマイナス要因だ。
フェラやパイズリを除けば非挿入シーンはもはやHシーンではない。
他にも、特定の体位が多かったり、単に暴力的なだけのシーンが多い、といった特徴がある場合もマイナスの評価をしている。
構図については、正常位と後背位(後)さえある程度描けていれば問題ないと考えている。
つまり構図というのは基本的には減点要因だ。
もしあなたが順位に納得できない絵師がいた場合、それはこの構図の項目が原因かもしれない。
③作品数
ピカソはその生涯で15万点に近い作品を創り上げた。
日本が誇る天才漫画家手塚治虫先生は700タイトルの漫画を描きその総ページ数は15万枚にもなる。
世の中、どんなことでも量をこなさない天才というものは存在しない。
描いた作品の数というのは原画家の力量を図る極めて重要な指標だ。
②の構図とも関連する。
Hシーンの数が多いヒロインほど、体位やシチュエーションの網羅性は上がるからだ。
そこで、この作品数も画力・構図とともに原画家の評価指標とする。
なお、ここでの作品数とは厳密にはHCGの差分数なども考慮したHシーン数のことを指す。
したがって、作品数が少なかったとしてもHシーン数やHCGの差分数が多い場合は高く評価している。
逆に、作品数が多かったとしてもシナリオ重視などでHシーンが少ない場合は低く評価している。
補足
色々書いてきましたが、最終的な評価は管理人の下半身であることをここに申し添えておきます。
Sランク
1位:M&M(えむあんどえむ)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
S | S | A | S |
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現代エロゲ界最強の原画家。
一人だけ桁違いのおかず使用回数を誇っており、アメリカの軍事費のようになっている。
美しくかわいいヒロインを描き出し、容赦なく脱がせる。
アトリエかぐや時代の後期から画風が洗練されてきて、アストロノーツ・シリウスではその力を存分に発揮している。
画力も一級だが作品数も多い。
1年で2作品とハイペースで量産しているにもかかわらず、クオリティーもハイレベルというとてつもない原画家だ。
管理人が迷わず予約して購入しているのはM&M先生唯一人。
質と量ともに比類なく、抜けるエロゲを生み出す原画家の1位は指定席と言っていい。
なお、便宜的に「一人」と表現しているが、厳密には原画担当のマッキー先生と塗り担当のミッキー先生の二人組で活動されている。
おすすめの作品
①カオスドミナス(アストロノーツ・シリウス)
②聖エステラ学院の七人の魔女(アストロノーツ・シリウス)
③ウルスラグナ 〜征戦のデュエリスト〜(アストロノーツ・シリウス)
④極限痴漢特異点3 千年の劣情(アストロノーツ・シリウス)
A+ランク
2位:うなさか
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A+ | A+ | C | B+ |
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制服美少女を描かせたら右に出る者はいない。
エロゲヒロインの大半が女子校生であることを考えると、得意領域がエロゲにドハマりしている。
戯画のキスシリーズでメイン絵師を担当していたことと、他のブランドでも原画を担当することもあって作品数も少なくない。
しかし、うなさか先生は構図が安定しないという欠点も抱えてしまっている。
正常位や後背位のシーンがいまいちだったり、やたらと主人公が入り込んでいたり。
ヒロインがトップレベルにかわいいだけに、Hシーンに不満を持つこともトップレベルに多い原画家なのだ。
逆に言うと、ヒロインのキャラデザインだけでランキング2位に入ってしまうという驚異の画力の持ち主ということになる。
1位のM&M先生が強すぎるので、構図が良くなっても順位が変わることはない。
それでもやはり抜きやすいHシーンを切望してしまうのである。
おすすめの作品
①フユキス(戯画)
②メルキス(戯画)
③フルキスS(戯画)
3位:むりりん
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A+ | A | B- | A |
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ゆずソフトの看板絵師の一人であり、業界での知名度はトップクラスだろう。
ランキング3位というのは完全に予想外で、この記事を作るまで自分がどれほどむりりんヒロインにお世話になっているのか自覚していなかった。
私の場合、ゆず作品をプレイしていてかわいいと思うのは基本的にむりりんヒロインだ。
直線的な画風のこぶいち先生と異なり、曲線的で柔らかいキャラデザインに特徴がある。
と言っても作品によってはどっちが担当しているのかほとんど分からないのだが。
画力も素晴らしいが、ゆずソフトが安定的に作品を発表してくれていることも大きい。
やはりヒロイン数・Hシーン数が多いと必然的に抜けるシーンも増えていくのだ。
多少構図に不安定なところもあるが、原画家の問題ではなくブランドの傾向と思われる。
安定感抜群のむりりん先生だが、個人的に最新作の『天使☆騒々 RE-BOOT!』が不発だったのが懸念点。
おすすめの作品
①喫茶ステラと死神の蝶(ゆずソフト)
②RIDDLE JOKER(ゆずソフト)
4位:Moo℃団(むーどだん)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A+ | A+ | B | B– |
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一般アニメのプロでありながらがっつりエロゲを手掛けてくれた神原画家。
絵のタッチがエロゲのものではない。
Hシーンには過激なものは一切ないので、ここまでお世話になっているとは思わなかった。
本来見られるはずもない女の子たちのHシーンが見られてしまうというギャップが実用度を高めているのだろう。
作品数が全部で4作品と少ないのが残念。
現在はまた一般アニメに戻って活躍されている。
またエロゲに戻ってきてくれないものだろうか。
おすすめの作品
①アオリオ(ad:lib(アドリブ))
②ドコのドナタの感情経路(ad:lib(アドリブ))
③アオイロノート(ad:lib(アドリブ))
5位:カントク
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A+ | A | A+ | C |
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美麗過ぎず、デフォルメされ過ぎず、まさに二次元らしいかわいさを見事に表現する原画家。
キャラデザインの安定感はずば抜けており、メインからサブまで外れのヒロインがほとんどいない。
そして、何よりも素晴らしいのはHシーンの構図が非常に使いやすいことだ。
画力の高い原画家は、実用性無視でアーティスティックなHCGを描く傾向にある。
しかし、カントク先生に限ってそれはない。
正常位はヒロイン主体でシンプル、後背位はアナル丸見えの主人公視点。
画力の高さと抜きやすい構図が両立する原画家は極めて稀だ。
上位にランクインしている原画家の中でも作品数は3作品と少ない。
それでも高順位にランクインしたのは構図の使いやすさが突出しているからだ。
最新作の『神様のような君へ』からすでに3年が経過している。
新作発表を心待ちにしている原画家の一人。
おすすめの作品
①神様のような君へ(CUBE)
6位:ピロ水(ぴろみず)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A+ | A+ | B+ | A- |
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美しいと同時に色気もあるヒロインを生み出す最高峰の原画家の一人。
アトリエかぐややアストロノーツで原画を担当していたが、あざらしそふとと出会って覚醒した感がある。
担当しているのはエロメインの作品ばかりなので抜けるHシーンはとにかく多い。
特にアマカノシリーズは秀逸な出来で人を選ばぬ実用性がある。
画風の変遷はけっこう激しく、今の美しい絵柄と違って最初はかわいらしい絵柄だった。
そのせいか、最新作の『アマカノ2+』はちょっといきすぎてしまったような感じがする。
やたらと大きなおっぱいだったり、生々しすぎるアナルだったりと。
個人的には前作の『アマカノ2』や前々作の『アマカノ 〜Second Season〜』くらいの絵柄が一番バランスが良かったように思う。
『アマカノ2+』の評判がかなりいいようなので絵柄の傾向は維持される可能性がある。
次作の雰囲気が気になるところだ。
おすすめの作品
①アマカノ2(あざらしそふと)
Aランク
7位:杉菜水姫(すぎなみき)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A | S | C | C |
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まるで絵画のように美しいCGを描く原画家。
単純に原画の美しさという観点からはエロゲ界の頂点の一人と言えるだろう。
Copyright Innocent Grey/gungnir All Rights Reserved.
それでいてヒロインは普通にかわいらしさも合わせ持っているため単なる芸術家肌とはわけが違う。
画風が似ている原画家がいないことも考えると、エロゲ界の至宝と言っても過言ではない。
と褒めるのはここまでだ。
絵そのものには欠点はないが、イノグレの作風にはエロの観点から問題が大ありなのだ。
一番致命的なのはそもそもエロで抜かせる気が全くないということだろう。
作品数そのものは決して少なくないが、使えるHシーンがほとんどない。
だから作品数をC評価にしている。
唯一『クロウカシス』だけはエロに力を入れて作られているものの、『クロウカシス』の評判はブランド最低レベル。
そりゃエロはほどほどにしてシナリオ全振りになっても仕方がないのかもしれない。
確かにイノグレの作品はどれも面白いのでHシーンが微妙でもプレイすれば満足できる。
しかし、せっかくヒロインは超絶美少女だらけなのだからエロも楽しみたいのだ。
シナリオの面白さだけでなくエロも使えるゲームを作って欲しいというのは贅沢過ぎるだろうか。
おすすめの作品
①クロウカシス 七憑キノ贄(Innocent Grey)
8位:wagi(わぎ)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A | A | B– | B+ |
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頭身の高い綺麗なお姉さんを得意分野にしている原画家。
wagi以外にもカシワギケイタロウ名義で『燐月』という隠れた名作を担当していたりする。
ヒロインのデザインが美しいことに加えて、代表作品である『真剣で私に恋しなさい!』『我が姫君に栄冠を』はともにヒロイン数が多いため、お気に入りのヒロインが見つかる可能性が高い。
©みなとそふと/無断転載を禁止します。
ただし、ヒロイン一人当たりのHシーン数が担保されていないという問題もあるのだが。
長いことまじこいシリーズで黒髪の大和撫子ヒロインを中心に描いていた。
wagi先生が描く洋風美少女も見たいと思っていたところ、みなとそふとは満を持してファンタジーである『我が姫君に栄冠を』を発表。
と思ったら、メイン3人のうち2人は黒髪ヒロインという。
洋風ヒロインのHシーンがもっと見たいと思ってしまう。
人気投票1位のエスクドだけじゃ足りない。
現在はフリーになりオンラインゲームの原画を中心に活動されているようだ。
長年所属していたみなとそふとを離れた先生の今後の作品展開が気になる。
おすすめの作品
①真剣で私に恋しなさい!(みなとそふと)
②我が姫君に栄冠を(みなとそふと)
9位:つくもかずいた
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A | A- | B | C |
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『狙われた女神天使エンゼルティアー 〜守った人間達に裏切られて〜』という作品一本で抜きゲーの頂点に立ってしまった伝説的な原画家だ。
エンゼルティアーのCG数は凄まじく、私の知る全エロゲの中で圧倒的ナンバーワンの物量を誇る。
あれほどのHシーンをたかだか1万円にも満たない金額で買えてしまうというのはエロゲ界の奇跡と言っていいだろう。
エンゼルティア―レベルの実用度であれば10万円でも安いと思っている。
本当はもっと高順位にしたかったのだが、メジャーな作品が一つしかないため泣く泣く妥当な順位まで下げた。
個人的には最も新作を切望している絵師なのだ。
おすすめの作品
①狙われた女神天使エンゼルティアー 〜守った人間達に裏切られて〜(SYRUP many milk)
10位:魚介(ぎょかい)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A | A | B | C |
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かわいらしい絵柄でありながらえげつない凌辱を描くという稀有な才能の持ち主。
魚介先生がアリスソフトに所属してくれていたからこそ『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』という名作が生まれた。
絵柄とHシーンのギャップが実用性を高めている。
ただし、アリスソフトの看板絵師として担当した作品がドーナドーナ以外だとランスシリーズだけなのが痛い。
ランスシリーズはヒロイン数が多すぎて一ヒロイン当たりのHシーンが少ないという問題がある。
原画のレベルに反し実用性が高くないのだ。
魚介先生はアリスソフトを退社されたあとはエロゲの原画を描いていない。
とにかくまだまだ新作エロゲを描いてもらわないと困る。
ドーナドーナ一作で終わりというのはあまりにもファン泣かせだ。
おすすめの作品
①ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう(アリスソフト)
【FANZA(無料体験版あり)】
11位:cura(くら)
引用元:『ものべの』
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A | A | B+ | B- |
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Loseというブランドで『ものべの』や『まいてつ』というロリ中心のエロゲを描いていた原画家。
自然なアニメ調の作画でヒロインはかわいらしく、絵師としての実力の高さが感じられる。
引用元:『ものべの』
これだけ一般作向けの画風でありながら、ハーレムにアナルにとHシーンは超過激。
しかも、ヒロインは正真正銘のロリ(18歳以上)という背徳感抜群の内容になっている。
引用元:『まいてつ Last Run!!』
Loseの作品はシナリオもしっかり作られているのでゲーム全体の完成度は極めて高かった。
エロゲーに関して言えば正しい戦略で作品を作っていたと言っていいだろう。
ただし、個人的な意見として、ロリ偏重の作品を描くにはcura先生の画力は高すぎたように感じる。
『ものべの』や『まいてつ』のメインである幼女ヒロインが好きなエロゲプレイヤーはそんなに多くないだろう。
絵師の力が存分に発揮されていたとは言い難いということだ。
普通に女子校生以上のヒロインをメインとした作品を作ってくれた方が良かったと思っている。
引用元:『まいてつ Last Run!!』
現在は絵師・ブランドのスタッフともに一般作『レヱル・ロマネスク』の制作に集中しているようだ。
下手に一般作に手を出すよりもエロに特化した方がいい気がするのだが、そこはクリエイターとしての考えがあるのだろう。
おすすめの作品
①まいてつ Last Run!!(Lose)
②ものべの 全部入り(Lose)
12位:唯々月たすく(いいづきたすく)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A | A | A | A |
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ステータスはオールA。
抜ける作品を生み出すという点では業界最高の安定感を誇っている。
ヒロインはきれいに描かれているし構図は網羅性が高く、唯々月たすく先生の作品は実用性の高いものが多い。
ステータスの割に順位が低めなのは、抜きゲー中心の作風がシナリオゲー好きの管理人とやや合わないというだけ。
シナリオとエロが両立しているゲームとエロ特化のゲームだとシナリオのしっかりしたゲームを優先してしまうのだ。
とはいえ、唯々月先生が原画を担当するhibiki worksの作品はエロについては文句のない出来。
これからも実用性の高い作品を描き続けてほしい。
おすすめの作品
①LOVELY×CATION2(hibiki works)
13位:秋野すばる(あきのすばる)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A | A | A | B |
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あまり知名度は高くないようだが私個人はかなり好きな原画家さんだ。
画風がシンプルにかわいく美しい。
Hシーンの構図もオーソドックスで使いやすいものが多く、極めて実力の高い原画家だと思っている。
tone work’sとの相性は抜群で、シナリオゲーでありながら使えるHシーンが多いという名作を生み出している。
特に『銀色、遥か』の如月 瑞羽(きさらぎ みずは)はtone work’s最高のヒロイン。
最近は抜きゲーを中心に描いているようだが、秋野すばる先生の画風は明らかにシナリオゲーの方が映える。
tone work’sの新作で原画を担当してくれることを勝手に楽しみにしていたりする。
おすすめの作品
①銀色、遥か(tone work’s)
②背徳と欲望の間で 〜罪悪に濡れるオンナ〜(シルキーズSAKURA)
14位:八宝備仁(はっぽうびじん)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A | A | A | A |
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オメガスターに専属しており、シナリオのしっかりしたハイレベルな抜きゲーを作り続ける原画家。
抜きゲー専門の原画家としてはエロゲ界を代表する一人。
特に代表作である美少女万華鏡シリーズは知らない者はいない作品だろう。
一部にアニメーションを採用していることもあり実用性もずば抜けている。
高い画力を誇り、Hシーンの描写が生々しいところに特徴がある。
凌辱シーンなどはほとんどないにもかかわらず、背徳感や卑猥さの表現は実に見事だ。
個人的には美少女万華鏡のヒロインは特殊な設定のある娘が多いので、『クラ☆クラ 〜Classy☆Cranberry’s〜』や『彼女×彼女×彼女』の方が使いやすいイメージがある。
そんなわけで、ひたすらに美少女万華鏡シリーズを追及しているようだが、普通の学園もの抜きゲーも作ってくれるとありがたい。
おすすめの作品
A-ランク
15位:べっかんこう
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | B+ | B+ | A |
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画力がB+とこのランクの原画家の中ではやや低い。
にもかかわらずランキング上位なのは作品との融和性が高いからだ。
オーガストという優秀なシナリオゲーブランドに専属してスタッフ一丸で作品を作っている強みがある。
引用元:『夜明け前より瑠璃色な』
作風は一般作っぽいのに意外とエロに力が入っているのもポイントが高い。
ソシャゲじゃなくてパッケージエロゲにも力を入れてくれるとうれしいのだが。
おすすめの作品
①夜明け前より瑠璃色な(オーガスト)
16位:やまかぜ嵐(やまかぜらん)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A- | A | A |
コメント
やまかぜ嵐先生個人の画力も高いが、ブランドとのタッグな強力なイメージがある。
MOONSTONEというブランドは、系列全体でどの原画家の作品であったとしても使いやすい構図のHシーンで統一されている。
エロに力がはいっており抜きやすい作品が多いのだ。
やまかぜ嵐先生はMOONSTONEの中でも筆頭の原画家なので必然的に高順位にランクインしているというわけだ。
『サクラノモリ†ドリーマーズ』のようなエロとシナリオがいずれもハイレベルという作品は極めてめずらしい。
ブランドの傾向として抜きゲーにシフトしてしまっているので、またシナリオゲーも手懸けてほしいものである。
おすすめの作品
①サクラノモリ†ドリーマーズ1,2セット(MOONSTONE)
17位:こうたろ
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A | B | C |
コメント
シンプルにかわいい万人受けするヒロインを描かせたらナンバーワンの原画家と言っても過言ではない。
こうたろ先生のヒロインが合わないという人はいないのではないだろうか。
昨今の露骨な巨乳ではなく、自然な美巨乳を描くのも上手い。
活躍した時期が短く作品数が少ないのが残念。
もっとHシーンが見たいと思ってしまう原画家の一人だ。
今でも普通にイラストレーターを続けているので、抜きゲーでも描いてくれないだろうか。
意外と抜きゲー向きの絵柄なのではないかと思っている。
おすすめの作品
①トロピカルVACATION(Twinkle)
②トロピカルKISS(Twinkle)
18位:大空樹(おおぞらいつき)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A- | B– | B- |
コメント
『ノラと皇女と野良猫ハート』で才能が完全に開花した原画家。
代表作こそ少ないものの、一人一人のヒロインのインパクトが強い。
シナリオゲーでありながらエロもがっつりやってくれるのでうれしいかぎりだ。
ノラととは3を作る予定はあるようなのですがどうなんでしょう?
気長に待っています。
おすすめの作品
①ノラと皇女と野良猫ハート1+2パック(HARUKAZE)
19位:綱島志朗(つなしましろう)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A+ | C | C |
コメント
頼むから普通にHシーン作ってくれ!
単純な画力だけなら間違いなくエロゲ業界のトップの一人だ。
ジンキシリーズの青葉なんて黒髪ロングとしてはほとんど完璧と言っていい。
ところが戯画というブランドの問題なのか先生自身の問題なのか、販売されるエロゲーは全て期待を裏切る出来の悪い作品ばかりなのだ。
Hシーンで言うと、凌辱ではなく単なる性器を対象にした暴力になってしまったりしていて全然おかずに使えない。
戯画最終作の『JINKI-Unlimited-』はシステム面も完全に崩壊しており、もはやエロゲとしての体裁さえ保てていなかった。
普通のHシーンを普通に作れば普通に需要はあるはずなのだ。
「エロゲは売れない時代になった」なんて言われているが、自分で自分の首を絞めるようなことをしてるんだから当然でしょ。
その凄まじく高い原画力を正しく使ってくれい。
不謹慎な言い方だが、戯画は消滅したわけなので別のブランドで素直に抜きやすいエロゲを作ってください、お願いします!
おすすめの作品
①BALDR SKY ZERO(戯画)
②JINKI RESURRECTION(ジンキ・リザレクション)(戯画)
③JINKI-Unlimited-(戯画)
20位:こもりけい
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A | B+ | B |
コメント
シナリオゲーで美しいタイプのヒロインを描く原画家。
そんな高潔なヒロインたちが想像もできない乱れ方をする。
アヘ顔、放尿、アナル、ボテ腹、ともうやりたい放題だ。
エロゲはそれでいいんですよ。
純粋に美しいヒロインを自然に乱れさせる、まさにエロゲ原画家の鑑と言っていいだろう。
おすすめの作品
①ワルキューレロマンツェ 少女騎士物語(Ricotta)
21位:しんたろー
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A- | B | B |
コメント
クロシェットの原画家の一人。
オーソドックスにかわいらしいヒロインを描きながら、卑猥さの演出に長けている。
特に結合部周りは本当にいやらしく、このヒロインのこんなところ見ちゃっていいのか、なんて感覚になる。
クロシェット作品は人を選ばない分かりやすい作風なだけに、エロの実用性が十分に活かされている。
しんたろー先生は作品を描くごとに画力が上がっているのも見どころの一つだ。
おすすめの作品
①
22位:はましま薫夫(はましましげお)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A+ | A- | C |
コメント
画力そのものはエロゲ界でもトップクラスの原画家の一人だ。
画力の割に順位が低いのは、やはりエロゲは画力だけでは天下をとることはできないことを示している。
はましま薫夫先生は作品によって画風を意図的に変えていると思われる。
代表作である『シンソウノイズ 〜受信探偵の事件簿〜』は公式で「CGのクオリティは業界トップクラス」と謳っているいるだけあって、塗りの美しさといい非の打ち所がない。
ただし、各ヒロインのHシーンは平均して2シーン4CGしかないという量の問題がある。
他方、もう一つの代表作である『euphoria』はややデフォルメされた萌え絵寄りの絵柄になっているものの、Hシーン数は各ヒロイン平均で10シーン以上という大ボリューム。
『シンソウノイズ』レベルの原画で『euphoria』のような豊富なHシーンを作ってくれたら順位は20位くらい跳ね上がってもおかしくない。
それだけの潜在能力のある原画家なのだ。
おすすめの作品
①シンソウノイズ 〜受信探偵の事件簿〜(Azurite)
②euphoria(CLOCKUP)
23位:恋泉天音(こいずみあまね)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A- | A | A+ |
コメント
作品数が多く、知名度の高い原画家の一人だろう。
画力のレベルも高い。
エロゲ界への貢献を考えればもっと上位でもいいが、管理人個人の好みの問題がありこの位置にランクインしている。
初めてプレイした恋泉天音先生のゲームは『銀色、遥か』だ。
シナリオは派手さはないもののしっかり作られた純愛もの。
にもかかわらず並みの抜きゲーをはるかに凌駕するHシーンの量。
当時は感動したものである。
しかし、エロゲに詳しくなると、先生はかつてFrillで中身の薄い抜きゲーを量産していることを知ってしまう。
──憧れのアイドルがAV女優出身──
みたいな感覚になってしまい、当初の感動が薄れてしまった。
あと、個人的には舌をペロっと出すCGも苦手。
抜きゲーならともかくシナリオゲーのヒロインがやると軽い女に見えてしまうのだ。
というわけで原画家としての力量の割にはやや低い順位になってしまっている。
おすすめの作品
①銀色、遥か(tone work’s)
②学園退魔! ホーリー×モーリー(Frill)
24位:綾瀬はづき(あやせはづき)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
A- | A | B+ | B+ |
コメント
画力は高く万人受けする綺麗な画風であり、構図も悪くない。
もっと高順位に食い込むポテンシャルはある。
ネックとなっているのは決め手になる作品数が不足していることだ。
綾瀬はづき先生の画風はシナリオゲーの方が映えると思うのだが、ロープライス抜きゲーの方が多い。
フルプライスだと『ゆびさきコネクション』くらいしかない。
ヒロインのキャラデザインは素晴らしいので、『ゆびさきコネクション』級のエロゲが増えてくれることを期待している。
おすすめの作品
『ゆびさきコネクション』が一番良さそうなのだが、管理人は未プレイなので別作品を紹介しておく。
①
B+ランク
25位:本庄マサト(ほんじょうまさと)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | B– | B– |
コメント
『こいなか −小田舎で初恋×中出しセクシャルライフ−』という名作抜きゲー一本でランキング上位に食い込んでいる原画家。
担当した作品は3つと少ないものの、抜きゲーらしくHシーン数が多いので、作品数の評価をB-としている。
原画家の評価は画力だけではなく作品に恵まれているかも重要なのだ。
おすすめの作品
①こいなか −小田舎で初恋×中出しセクシャルライフ−(eRONDO)
26位:和泉つばす(いずみつばす)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | B– | B+ |
コメント
今回のランキングでは数少ない萌え絵タイプの画風の原画家。
もっとも萌え絵といってもそこまでデフォルメされているわけではない。
所属はなくフリーで活動しているようだが、ぱれっとという相性のいいブランドで活躍している。
作品に恵まれている絵師の一人と言っていいだろう。
ぱれっと作品の特長として、シナリオがしっかりしていることに加えてHシーンにアニメーションが採用されていることがある。
特に9-nine-シリーズは面白さとエロが高いレベルで融合している稀有な作品だ。
今後も同趣旨のエロゲを描き続けてほしい。
おすすめの作品
①9-nine-(ぱれっと)
27位:こぶいち
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | B– | A |
コメント
ご存知の通り、むりりん先生と並ぶゆずソフトの看板絵師の一人だ。
しかし、3位のむりりん先生とは大きく差をつけて紹介することになってしまった。
これが管理人個人の偽りない本音なのだ。
こぶいち先生とむりりん先生で差ができてしまっている理由は大きく2つある。
一つは画風の問題だ。
確かに、同一作品を担当していることから画風を合わせていることもあり両者に大きな違いはないように思える。
しかし、曲線的で柔らかいデザインのむりりん先生に比べると直線的でデフォルメの強いこぶいち先生のデザインは、萌え絵っぽい感じがしてしまうのだ。
タイトル | こぶいち先生 | むりりん先生 |
喫茶ステラと死神の蝶 | ||
RIDDLE JOKER | ||
千恋*万花 | ||
サノバウィッチ | ||
DRACU-RIOT! |
意図的に選ばなくとも、ゆずソフトの作品ではほとんどむりりんヒロインばかりにお世話になっている。
この画風の好みについては管理人個人の嗜好というより大多数の人に当てはまる一般的なものだろう。
その証拠に、一般作として発売された『PARQUET』はむりりん先生だけがヒロインを担当している。
二つ目の理由は、人気ヒロインの属性が合わないということだ。
これは具体的には『RIDDLE JOKER』の在原 七海(ありはら ななみ)になる。
七海は私から見ても十分かわいいのだが、義妹という余計な属性がついている。
管理人は近親系のヒロインが苦手であり、その中でも妹は一番ダメだ。
血の繋がりは関係ない。
なお、妹ヒロインが苦手なのは管理人個人の話なので、七海は妹ヒロインでいいと思っている。
妹ヒロインでなければここまでの人気は出ていないだろうことは私も承知している。
以上の結果としてこぶいちヒロインでお世話になっているヒロインがいないという状況になってしまっているのだ。
ただし、今後はどうなるか分からない。
というのも最新作である『天使☆騒々 RE-BOOT!』ではこぶいちヒロインである星河 かぐ耶(ほしかわ かぐや)にしかお世話になっていない。
全6人のヒロインの中で一番キャラデザインが良かったし、構図も悪くなかった。
逆にむりりんヒロインである谷風 天音(たにかぜ あまね)と小雲雀 来海(こひばり くるみ)は義妹以上にアウトな実妹だったり、構図がダメだったりで完全に期待外れだった。
こぶいち先生は一撃の破壊力に優れている原画家のように思う。
ハマったときには七海やかぐ耶のような素晴らしいヒロインを生み出してくれる。
安定して七海やかぐ耶のようなヒロインを描いてくれれば逆転は十分起こり得る。
そんなわけで辛口なことを書いてきたが、当然次回作を楽しみにしている原画家の一人であることに違いはないのだ。
おすすめの作品
①天使☆騒々 RE-BOOT!(ゆずソフト)
②RIDDLE JOKER(ゆずソフト)
28位:武藤此史(むとうくりひと)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | A- | A |
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ハイレベルなエロゲを描き続けている安定感抜群の原画家。
シナリオゲーから抜きゲーまで幅広くこなしており、エロゲの原画家としては大御所の風格がある。
ヒロインの目の雰囲気に特徴があるため誰が描いたのかがすぐに分かってしまう。
最近ではあざらしそふとで抜きゲーを描いており、なんと画力は今でも高まり続けている。
まさにいぶし銀の原画家と言えるだろう。
おすすめの作品
①月の彼方で逢いましょう(tone work’s)
29位:でらうえあ
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A | B– | B |
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みるくふぁくとりーで炎の孕ませシリーズを担当している原画家。
アニメ調の絵柄でありながら、抜きゲーだけあって汁まみれのいやらしい画風が特徴的だ。
炎の孕ませシリーズは優秀な抜きゲーだが2点ほど欠点がある。
①どの作品もヒロインが多すぎて、1ヒロイン当たりのHシーン数が少ない
②HCGの差分が少ない
せっかく画力の高い絵師であるにもかかわらず、ヒロイン数が多すぎるため構図の網羅性が低く、気に入ったヒロインに使える構図がないことが多い。
抜きゲーなのに差分が少ないのもめずらしい欠点だ。
ずっとこの傾向が続いているのでブランドとしては成功しているのだろう。
試しに人気の出そうなヒロイン5人くらいに絞ってシーン数とCG数を増やしてみてほしいものである。
けど、それをすると炎の孕ませシリーズらしさがなくなってしまう気もする。
キャラデザインはかわいい上に、Hシーンの一部にはアニメーションを導入している。
ヒロイン、構図、アニメーションの3つがハマると爆発的な実用性を発揮する原画家なのだ。
おすすめの作品
①炎の孕ませおっぱい★エロアプリ学園(SQUEEZ)
30位:ゆいび
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | B | C |
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かつてみるくふぁくとりーの前身ともいえるSQUEEZで主力だった原画家だ。
でらうえあ先生と比べるとデザインが柔らかく、二次元らしさが発揮されている。
ゆいび先生がランクインしている理由は『炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2』という超優秀な作品があるからのなのだ。
炎の孕ませシリーズといえばおっぱいゲーだと思っている人も多いと思うが、なんと『炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2』は尻ゲーなのである。
プレイしてみれば分かるが、後背位やアナルのオンパレードだ。
尻好きの管理人からすればみるくふぁくとりー(SQUEEZ)の最高傑作であるため、当然その原画を担当したゆいび先生も高評価ということになる。
シリーズ共通でヒロイン数は多いものの、『炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2』については各ヒロインは個性的かつ魅力的に描かれている。
何年たっても色褪せない作品を生み出した名原画家だ。
おすすめの作品
①炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2(SQUEEZ)
31位:つるこんにゃく
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A | C | D |
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比較的新しい原画家であるため作品数、ヒロイン数ともに少な目だ。
この記事の執筆時点では、『海と雪のシアンブルー』と『サメと生きる七日間』の2作品しかない。
また、担当したヒロインも4人だけだ。
【海と雪のシアンブルー】
【サメと生きる七日間】
それでも衣良と船堀お姉さんのキャラデザインが気に入ってしまったため、個人的に強い期待を持っている原画家なのだ。
新人であるせいか、構図にいまいちなところがあり、Hシーン数の割には抜けるシーンが少ない。
せっかくCUBEで原画を担当しているのだから『神様のような君へ』レベルの抜ける作品を作ってもらいたいと思っている。
『神様のような君へ』級のエロさならセールを待たずに通常価格で買います!
サンプルCG次第では予約して買います!
おすすめの作品
①サメと生きる七日間(CUBE)
①海と雪のシアンブルー(CUBE)
32位:鷹乃ゆき
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | B- | B+ |
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Whirlpoolで『竜姫ぐーたらいふ』や『猫忍えくすはーと』を担当した原画家。
他にも『D.C. 〜ダ・カーポ〜』シリーズを手懸けていたりと活躍の幅は広い。
最大の特徴は、立ち絵とCGに乖離がほとんどないことだ。
立ち絵なのかイベントCGなのか区別がつかなかったりする。
言ってみればパッケージ写真そのままの女優が出てくるAVのようだ。
構図について網羅性は低いものの、シンプルで使いやすいシーンが多いためヒロインのキャラデザインが気に入れば実用性は高い。
Whirlpoolの作品では人外ヒロインが多い。
普通に学園ものとかやってくれるとうれしい。
おすすめの作品
①竜姫ぐーたらいふ(Whirlpool)
33位:トモセシュンサク
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | C | B– |
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衣笠彰梧という天才的なシナリオライターとタッグを組んで名作を生み出した原画家。
画風は美麗ながらも万人受けするかわいらしさがあり、基本的な画力は極めて高い。
『暁の護衛』というエロゲ史に残る名作があるため知名度もある。
初期の頃は抜きゲーも描いていたのだが、デザインが洗練されてからはシナリオゲーを手懸けることが多かった。
そのため抜きという観点からはやや評価が落ちてしまっている。
今の画風でのエロもぜひ見てみたい。
衣笠先生と共に一般作での活動が忙しすぎますかね?
おすすめの作品
①レミニセンス(てぃ〜ぐる)
②暁の護衛 トリニティ コンプリートエディション(あかべぇそふとすりぃ)
34位:さえき北都(さえきほくと)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | C | B |
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暁WORKSを中心に活躍しているイメージが強い。
他にも、BaseSonの恋姫シリーズやCabbitの作品も多数手懸けており、エロゲ界の重鎮と言っていい原画家だ。
さえき北都先生が描いたと一目で分かる独特の個性と、シンプルにかわいらしいデザインが両立している。
惜しむらくはほぼ全ての作品がシナリオゲーでありエロにあまり力が入っていないということだ。
構図の網羅性も低い。
シナリオゲーであることに問題はないので、Hシーンの数を増やすか使いやすい構図を揃えてくれるとありがたい。
ヒロインはかわいい娘が多いだけに。
おすすめの作品
①翠の海-midori no umi-(Cabbit)
35位:三九呂(さんくろ)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | A | D |
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三九呂先生はほとんどエロゲでは活動していず、担当した作品も2つしかない。
原画家というより『LOVESICK PUPPIES −僕らは恋するために生まれてきた−』という名作があるので紹介している。
ラブコメでシナリオはしっかり作られており、それでいて各ヒロインのHシーン数も多く構図も使いやすい。
オーソドックスなエロゲのお手本のような作りになっている作品だ。
欠点といえば攻略できない女性キャラクターが多いことか。
三九呂先生の画力は『LOVESICK PUPPIES』を描いていたときよりもレベルアップしている。
埋もれている絵師の一人といっていいかもしれない。
おすすめの作品
①LOVESICK PUPPIES −僕らは恋するために生まれてきた−(COSMIC CUTE)
36位:marui(まるい)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | B+ | B- | B |
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キスシリーズなど戯画で活躍した原画家。
特に『ホチキス』の芦川 ゆきの(あしかわ ゆきの)や『ハルキス』の八住 伊月(やすみ いつき)など、正統派の制服美少女は素晴らしい。
ヒロインのキャラデザインが上手いので、濃いHシーンが見たくなる原画家だ。
HCGが立ち絵やイベントCGとやや乖離してしまうところがある。
歴代のキスシリーズヒロインの中でも伊月は突出している。
伊月のようなヒロインをガンガン描いてくれるとありがたい。
おすすめの作品
①ハルキス(戯画)
37位:憂姫はぐれ(ゆうきはぐれ)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | B+ | A | B+ |
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主にあかべぇそふと系列のブランドで作品を描いた原画家。
自然な肉感的ヒロインを描くのが上手く、巨乳ヒロインのムチムチ感が上手く表現されている。
あどけなさの残るヒロインが巨乳であっても全く違和感がない。
抜きゲー中心にシフトした今のあかべぇそふとの方が画風に合っている気がする。
残念ながらシナリオに恵まれていない作品が多い。
しかし、エロのみであれば十分ハイレベルなので普通に実用性の高いエロゲを描ける絵師だ。
おすすめの作品
①〜パンツを見せること、それが……〜大宇宙の誇り(WHEEL)
38位:おにぎりくん
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | B+ | B+ | B |
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誰もが知っている変身ヒロインものの最高傑作『超昂閃忍ハルカ』を生み出したアリスソフト専属の原画家だ。
変身ヒロインものを得意としており、『超昂閃忍ハルカ』以外にも『超昂天使エスカレイヤー・リブート』『超昂神騎エクシール』などがある。
初期の頃はやや粗削りな画風であったものの、作品を経るごとに洗練されてきており、美しくも妖艶なヒロインを描くに至っている。
アリスソフトはソシャゲ寄りにシフトしているが、やはりエロゲの本流はパッケージ版だ。
今なら『超昂閃忍ハルカ』を超える作品を生み出せるのではないだろうか。
おすすめの作品
①超昂閃忍ハルカ(アリスソフト)
39位:ぺろ
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | B | B+ |
pero_tamanosuke
hondatamanosuke
コメント
CRYSTALiAでメインの絵師を務めており、画力はかなり高い。
メインヒロインを担当していることもあって、ヒロインのHシーン数もけっこうな量だ。
にもかかわらず、低めの順位なのはHCGに理由がある。
CRYSTALiAはシナリオゲーを作成する優等生的なブランドであるため過激なことをしない。
この傾向はエロにも当てはまる。
アナルを描かずにごまかしたり、『RE:D Cherish!』の人気ヒロインであるユニカはやたらと正常位ばっかりで主人公視点の後背位がなかったり。
残念ながらエロが使えないエロゲは値崩れが早い。
CRYSTALiAの処女作『絆きらめく恋いろは』はセールでは500円で投げ売りするようになってしまった。
もっともっと卑猥さを演出して欲しいと思う。
画力は高くゲームは面白いため魅力的なヒロインは多い。
もったいないと感じている原画家の一人だ。
おすすめの作品
①絆きらめく恋いろは(CRYSTALiA)
40位:とらのすけ
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | B+ | A | B+ |
コメント
SAGA PLANETS専属の原画家。
とらのすけ先生の描くヒロインはみんながみんなかわいい、というわけではないが、会心のヒロインを生み出す力に長けている。
その代表が『金色ラブリッチェ』のエルことエロイナ・ディ・カバリェロ・イスタや『かけぬけ★青春スパーキング!』の鹿島 理々(かしま りり)だ。
どちらかというと金髪系のヒロインと相性がいい。
SAGA PLANETSはシナリオゲーブランドだが、エロにも力を入れてくれている。
この調子でエロゲを描いてくれるとうれしい。
ただし、最新作の『AMBITIOUS MISSION』では大分Hシーンが減ってしまった。
最低でも『金色ラブリッチェ』くらいは確保してほしいところだ。
おすすめの作品
①金色ラブリッチェ(SAGA PLANETS)
41位:K子(けーこ)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A | B+ | B |
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シナリオゲーから抜きゲーまで幅広く手掛けている実力派の原画家だ。
ネット上でしょっちゅう見かける『家出娘種付け姦誘 〜気弱なあの子を肉便器開発〜』の女の子はK子先生のヒロイン。
お前はネットで何を見てるんだ、とか言わないでね。
美しさとかわいさを兼ね備えた画風の完成度は高く、エロゲ原画家としてはトップクラスだろう。
高順位にならなかった理由は、管理人に刺さる作品が『Missing−X−Link 〜天のゆりかご、伽の花〜』しかなかったからだ。
しっかりとしたハイレベルな作画は抜きゲーよりもシナリオゲーでこそ活かされると思う。
『Missing−X−Link 〜天のゆりかご、伽の花〜』はシナリオゲーでありながら、Hシーンアニメーションを導入している素晴らしい作品だ。
できることならもっとシナリオゲーで価値あるヒロインを描いてくれたらと思う。
ロープライス抜きゲーのヒロインの価値はシナリオゲーと比べるどうしても低くなってしまうのだ。
おすすめの作品
①Missing−X−Link 〜天のゆりかご、伽の花〜(Fluorite)
42位:まさはる
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | B | C |
コメント
かつては抜きゲーも描いていたが、ninetailなどでゲーム性のあるRPG系エロゲの原画を手懸けている。
オーソドックスで堅実な画風であり、基本的な画力はかなり高い。
8年ぶりに原画を担当したninetailの『創神のアルスマグナ』はそれまでの作品と異なり、ムラのない美しい作画となっている。
惜しむらくはRPGであり敗北BADの凌辱シーンはあるものの、生温い使えない内容だったことだ。
日和ってしまったのか人間による凌辱シーンが一つもない。
和姦の完成度は十分なので、RPGをやるなら凌辱シーンはアリスソフトくらい徹底的にやってほしいと思う。
ただ凌辱シーンを入れておけばいいというわけではないのだ。
画力のポテンシャルを考えると未だ決定的な代表作がない状況に思える。
今後に期待したい。
おすすめの作品
①創神のアルスマグナ(ninetail)
43位:御敷仁(おしきひとし)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | B+ | A | B+ |
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クロシェットを代表する原画家であり、『カミカゼ☆エクスプローラー!』などの人気作を生み出している。
画風の特徴は大きな瞳と大きなおっぱいになる。
『スズノネセブン!』ではそうでもなかったのだが、『カミカゼ☆エクスプローラー!』からどんどんと育っている。
個人的には『スズノネセブン!』が良かったので、無理に巨乳を乱造する必要はないんじゃないかな、とは思う。
クロシェットはゆずソフトに近い作風であるにもかかわらず、両者には大きな差がついてしまった。
抜きに大して露骨なあざとさが出ていることがマイナスに作用しているように感じる。
極端な巨乳はその一つだ。
『サキガケ⇒ジェネレーション!』や『ココロネ=ペンデュラム!』も悪くはない。
しかし、作品作りという観点からは『スズノネセブン!』や『カミカゼ☆エクスプローラー!』のような中身の良さも心掛けてほしいと思う。
おすすめの作品
①スズノネセブン!(クロシェット)
44位:金目鯛ぴんく(きんめだいぴんく)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | B+ | A | A+ |
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抜きゲー中心に圧倒的な作品量を誇る原画家だ。
名作抜きゲー『聖娼女-性奴育成学園-』において、宮前 彩葉(みやまえ いろは)、上条 翼(かみじょう つばさ)、速水 涼香(はやみ りょうか)の3人を担当した。
ブランドがFrillであるため、メインの絵師は恋泉天音先生だったのではないかと思うが、管理人は金目鯛ぴんくヒロインの3人にしかお世話になっていない。
この3人の作画が素晴らしかったので今回のランキングに入ることになった。
最近ではBISHOPなどで抜きゲーを描いている。
複数の原画家で一つの作品を作る場合、各原画家間でお互いに違和感がないように画風を調整する。
残念ながら金目鯛ぴんく先生の場合、BISHOPではこの調整が上手く機能していないように思う。
『聖娼女』を超える作品を待っている。
おすすめの作品
①聖娼女-性奴育成学園-(Frill)
45位:霜降(しもふり)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A+ | B+ | D |
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『未来ラジオと人工鳩』で活躍したスーパー原画家。
高すぎる画力と抜けるエロが両立している稀有な原画家と言っていい。
『未来ラジオと人工鳩』の薊野 椿姫(あざみの つばき)の美しさは屈指。
引用元:『未来ラジオと人工鳩』
作品数が少ないという大問題がある。
椿姫レベルのヒロインを多数生み出していればランキングも知名度もこんなに低いはずがないのだ。
ブランドの状況を考えるとエロゲ製作は期待しにくいかもしれない。
せっかくエロが描けるのだから何らかの形でエロのいいシナリオゲーを描いてもらいたいのだが。
おすすめの作品
①未来ラジオと人工鳩(Laplacian)
46位:ぺれっと
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B+ | A- | B+ | C |
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霜降先生に引き続き『未来ラジオと人工鳩』で活躍した原画家。
シナリオゲーから抜きゲーまでいずれもハイレベルにこなせる実力派だ。
『未来ラジオと人工鳩』ではその画力を遺憾なく発揮している。
真面目なゲームで卑猥な描写が見られるのはエロゲのいいところだ。
霜降先生と同様に作品数が少ないのが残念。
これだけのレベルの画力はやはり抜きゲーよりもシナリオゲーで活きてくる。
ブランドの状況的に厳しいだろうか。
おすすめの作品
①未来ラジオと人工鳩(Laplacian)
Bランク
47位:みことあけみ
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | A- | B– | B |
コメント
かつて戯画のキスシリーズで猛威を振るっていた原画家だ。
オリジナリティーと完成度の高い画力を誇っていた。
なぜ過去形なのか?
別に戯画がなくなったからではない。
それは残念ながら画風が完全に変容してしまったことによる。
・・・君たち誰?・・・。
ここまでの変化はちょっとめずらしい。
それでも有紗のかわいさとエロさが揺らぐことはない。
おすすめの作品
①キスアト(戯画)
48位:神坂公平(こうざかこうへい)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | A | B | D |
コメント
『SISTERS 〜夏の最後の日〜』という作品一本で名をあげた伝説的な原画家だ。
Hシーンがアニメーションなのではなく、最初から最後まで完全にアニメーションだけで出来ている。
質の割に低いランキングになってしまったのは作品数の少なさに加えて、ヒロインの扱いにある。
『SISTERS』は千夏ゲーと言ってもいいくらい千夏のHシーンが多い。
千夏だと全然抜けない管理人からすると高評価しにくいのだ。
もっとも巷の評価は高いので、千夏に注力した戦略は大成功している。
同様のコンセプトで様々なヒロインを生み出してくれていたら余裕で10位以内に入っていただろう。
おすすめの作品
①SISTERS 〜夏の最後の日〜 Ultra Edition(Jellyfish)
※DLsiteは『Ultra Edition』ではないことに注意!
49位:みこしまつり
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | A- | B+ | B– |
コメント
みなとカーニバル所属の原画家。
みなとカーニバルの作品はシナリオとキャラの両方に力が入っており、バランスのいい良作が多い。
加えて、エロについてもアナルありハーレムありで、並みの抜きゲーよりもはるかにレベルが高かったりする。
それらを支えるのがみこしまつり先生の原画力というわけだ。
親しみやすい画風はシナリオがシリアスであっても雰囲気を緊張させ過ぎない柔らかさがある。
作品、原画家ともにみなとそふとの影に隠れているのかあまり評価されていないように思える。
個人的にはみなとそふとよりもみなとカーニバルの方が好きな作品が多い。
一般作なんてどうでもいいのでエロゲを作ってください、切に待ってます。
おすすめの作品
①辻堂さんのバージンロード(みなとカーニバル)
②和香様の座する世界(みなとカーニバル)
50位:望月望(もちづきのぞむ)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | A- | C | B– |
コメント
硬派な画風ながら抜きゲー中心に活動している原画家。
美麗なタイプの画風は抜きゲーとしては希少な部類に入る。
最大の特徴は本当に柔らかそうなおっぱいを描くのが抜群に上手いということだ。
エロゲは絵なのでおっぱいを大きくしようと思えば絵師の気分でいくらでも簡単に大きくできてしまう。
そのためエロゲ界にはほとんど価値のない巨乳が蔓延している。
しかし、望月望先生の巨乳は違う。
アニメーションの効果もあって本当に柔らかそうにたぷんたぷんと揺れている。
乳好きは要チェックな原画家だ。
おすすめの作品
①催眠クラスWONDERFUL 〜女子全員、知らないうちにまた妊娠してました〜(OLE-M)
51位:うらび
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | A | B | D |
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一般のイラストレーターのような雰囲気の作画。
この記事で紹介している原画家の中でもっともエロゲの原画家っぽくない。
実際に作品数も少ない。
しかも代表作である『時計仕掛けのレイライン』はシナリオの出来が素晴らしいのでプレイしていてもエロゲという感じが全くしない。
だからこそうらび先生の描くエロには価値がある。
まさに脱ぐはずのない美少女が脱いでいる、という感覚を味わうことができるのだ。
ヒロインの価値の高いシナリオゲーの方が抜きゲーよりも抜けることが多い。
Twitterなどを見る限りは18禁での活動も普通にこなしている。
新作を見ることができる日が来るかもしれない。
おすすめの作品
①時計仕掛けのレイライン(UNiSONSHIFT:Blossom)
52位:ほんたにかなえ
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | A- | B– | B |
コメント
SAGA PLANETSの主力原画家。
にもかかわらず、あまりエロは使えない印象があった。
しかし、『AMBITIOUS MISSION』の有瀬 かぐや(ありせ かぐや)が思った以上に良かったので最近評価が上がっている。
また、『かけぬけ★青春スパーキング!』の小日向 響(こひなた ひびき)も好きなヒロイン。
ラブコメ中心のシナリオゲーブランドらしく、万人受けするかわいらしい画風。
決してデフォルメされすぎているわけでもないので苦手な人はいないだろう。
原画家というよりブランドの方向性としてエロの量を減らしているように感じる。
はっきり言って今後のエロゲ業界ではエロを削るのは悪手中の悪手だ。
せっかく抜けるエロを描けるのだから、『金色ラブリッチェ』くらいはやってほしいのである。
なお『金色ラブリッチェ』は有名な作品であるにもかかわらず、どの絵師がどのヒロインを担当したのかが分かりにくい。
一覧表にまとめておく。
というか、ブランドは公式サイトのキャラクター紹介でどのヒロインをどの原画家が担当したのか載せておいた方がいいと思うんよ。
画風を合わせられると簡単には識別できなくなる。
原画家 | ヒロイン | |
ほんたにかなえ | シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスア | 僧間 理亜 (そうま りあ) |
とらのすけ | 妃 玲奈 (きさき れいな) | エロイナ・ディ・カバリェロ・イスタ |
有末つかさ | 栗生 茜 (くりゅう あかね) | 城ヶ崎 絢華 (じょうがさき あやか) |
ひさまくまこ | カミナル・ル・プルテア・ソルティレージュ・シスア | |
プリンプリン | カミナル・ル・プルテア・ソルティレージュ・シスア |
おすすめの作品
①AMBITIOUS MISSION(SAGA PLANETS)
53位:choco chip(ちょこちっぷ)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | A- | B+ | B+ |
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アトリエかぐやのエースであり、画力は文句なく高く抜きゲーとしてはトップクラスだ。
かつては味がある粗削りな画風だったが、段々と洗練されてきて、非の打ち所のない美しさに昇華されている。
順位が低いのは管理人が抜きゲーよりもシナリオゲーの方が好きでだから。
もっとも、アトリエかぐやの10周年まとめ買いセールで作品を大量購入したので今後は順位が大きく上昇する可能性がある。
1点だけ声を大にして言わせていただきたい。
挿入しないシーンが多すぎる!
生粋のエロゲプレイヤーからすれば挿入のないシーンはもはやHシーンではなく単なるイベントシーンにすぎない。
本番のシーンが少ない、という指摘はあらゆるレビューでされている。
原画家の問題というよりもブランドの方針の問題だと思われる。
めちゃくちゃかわいいのにまともなHシーンがないヒロインがゴロゴロいる。
抜きゲーなんだから、普通にHシーンを作ってほしいのだ。
おすすめの作品
①家庭教師のおねえさん(アトリエかぐや)
54位:サブロー
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | A- | B– | C |
コメント
『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』で頭角を現した原画家。
特にメインヒロインである藤野 深月(ふじの みつき)のデザインは本当に素晴らしい。
他にもいくつか作品はあるものの、『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』に比べると画力が落ちているように感じる。
基礎画力が高いことは間違いないが、十分に発揮されている作品が少ない。
また深月級のヒロインが見たいものである。
もちろん深月以外のヒロインも悪くない。
おすすめの作品
①ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない(SEACOXX)
55位:むなしむじょう
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | B | A | B– |
コメント
CLOCKUPで活躍した原画家。
画力はそこまで高いわけではないが、抜きゲーでありながらシナリオも楽しめるというバランスのいい作品が多い。
Hシーンも構図がいいので実用性は低くない。
特筆すべきはそんな作品の大半が500円セールの対象になっているということだ。
興味がある作品があれば買ってみても損することはないだろう。
おすすめの作品
①プリーズ・レ○プ・ミー!(CLOCKUP)
56位:野々原幹(ののはらみき)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | B+ | B+ | B+ |
コメント
うん、犯罪のにおいがする。
エロゲヒロインは18歳以上。
分かっている、そこはエロゲプレイヤーとして絶対に踏み越えてはならない一線なのだ。
かえるそふと、たぬきそふとでロリ作品を描いている原画家だ。
ヒロインがロリばっかりなせいか、大人のヒロインがいてもロリにしか見えなくなってくる。
毛を描けばいいというもんでもないが、まあ、乳がデカければんとかなるか。
悔しいことに画力は安定していて高く構図もいい。
作品数も多いので実用性は十分確保されている。
抜きゲーなのにHCGの差分が少ないという欠点があるのでそこはなんとかしてほしいところ。
あとは個人の好みの問題でしょうね。
しかしブランドも主人公もやりたい放題やな。
おすすめの作品
①少交女(たぬきそふと)
57位:涼香(りょうか)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | B+ | B- | B- |
コメント
fengでロープライス抜きゲーのセイイキシリーズを描いていた原画家。
『あかね色に染まる坂』などのシナリオゲーも手懸けている。
この記事で紹介している原画家の中ではデフォルメが強い画風かもしれない。
同一シリーズにおいて、巨乳から貧乳、姉から妹まで見事に描き分けている。
個人的には『学校のセイイキ』の名瀬 やえか(なせ やえか)にお世話になっている。
fengがなくなってしまったのは残念だが、個性的な画風自体は今でも十分需要がある。
おすすめの作品
①学校のセイイキ(feng)
58位:日向奈尾(ひなたなお)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B | B+ | A+ | B– |
コメント
MOONSTONE Cherryでノリに乗っている原画家だ。
正直に言うと、画風はそんなに好きではない。
個人的には、エロゲでよく言う「みんな同じ顔に見える」というやつを感じてしまう絵師なのだ。
にもかかわらずなぜ紹介したのかというと、やまかぜ嵐先生のところでも述べた通りMOONSTONEというブランドは抜けるエロを作るのが上手いからだ。
どの作品でも構図が使いやすいものに統一されているため、抜きに対する信頼感が極めて高い。
使いやすい構図の一例としては主人公視点、つまりプレイヤー視点のエロが多いということがある。
エロゲプレイヤーは自分がヒロインとエッチしたいのであって、他人のセックスを見たいわけではない。
【悪い例】ヒロインの頭部方向からの第三者視点になってしまっている
特に主人公視点の後背位のあるヒロインが多く、このブランド分かってんな、といつも思うのだ。
エロゲで一番使える構図であるにもかかわらず、逃げる絵師が多い。
振り向いたヒロインの顔が描きにくかったり、アナルを描くのが面倒だったりするのだろう。
MOONSTONE Cherryはユーザー視点に立って使いやすいエロを提供しており、日向奈尾先生もその方針に忠実に従った創作を行っている。
失礼な言い方かもしれないが、画力が高くなくともシステムを理解して実践すればしっかり結果を出せるということだ。
プレイヤー視点の使えるエロを作るなどという簡単なこともやらないで「売れない、売れない」とか言っているのが今のエロゲ業界なのだ。
他のブランドや原画家さんたちもMOONSTONE Cherry及び日向奈尾先生に追随して使いやすいエロを提供してほしいと思う。
今のエロゲのエロは使えなくてがっかりすることが多すぎるのよ。
おすすめの作品
①セックスオープンワールドへようこそ!(MOONSTONE Cherry)
B-ランク
59位:春夏冬ゆう(あきなしゆう)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B- | A- | B+ | C |
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『恋と選挙とチョコレート』と『流星ワールドアクター』というシナリオゲーを手懸けている。
味のある画風はエロゲのものではなく、エロゲ原画家としての活動はメインではない。
それでもヒロインはかわいい上に、エロもしっかり描けている。
『流星ワールドアクター』はまだまだ続編が出ることが明言されており、未だ攻略対象になっていない魅力的な女性キャラクターもいる。
無印から『Badge & Dagger』でヒロイン1人当たりのHシーンが大幅に減少してしまったので、次の続編ではHシーンの量を復活させてほしいところだ。
おすすめの作品
①流星ワールドアクター Badge & Dagger(Heliodor)
60位:蒔田真記(まきたまき)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B- | B+ | C | B– |
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3rdEye専属の原画家であり、画力は低くない。
また、シナリオゲーらしく魅力的なヒロインも多い。
にもかかわらず順位が低いのは、単純に3rdEyeというブランドがエロに力を入れていないということによる。
シナリオ中心の作品作りが悪いとは言わないが、魅力的なヒロインに十分なエロがないのは良くない。
ただでさえ少ないHシーンなのに、メイン級のヒロインでさえ挿入が1シーンしかなかったりと、エロに対する手抜きが露骨すぎるのだ。
結果的におかずに使える作品がほとんどないという状態になってしまっている。
3rdEyeは原画家を含め音楽など基本的な力の高いスタッフで構成されているブランドなので、エロにも力を入れてほしい。
エロゲは本来エロが主役のゲームなのだから。
おすすめの作品
①ソーサリージョーカーズ(3rdEye)
61位:吉飛雄馬(よしひゅうま)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B- | A- | B– | D |
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『ブレイブハンターあおい』というゲーム一本でこのランキング入りを決めた原画家。
抜きゲー中心に原画を描いている中でも『ブレイブハンターあおい』は頭一つ抜けている。
正確にはブレイブハンターのあおいじゃなくてブレイブフェンサーの葉月の方ががかわいいのだが。
ハンターとフェンサーでデザインが被ってしまっているので、色など個性があると良かったように思う。
同じコンセプトで作品を作ってくれたらとは思うが、多分難しいですね。
おすすめの作品
①ブレイブハンターあおい(include)
62位:有葉(あるふぁ)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B- | A- | B- | B |
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あかべぇそふと系列のブランドでシナリオゲーを描いている息の長い原画家。
エロゲをやっている人間の中で『車輪の国』や『G線上の魔王』を知らない者はいないだろう。
順位が低いのは有葉先生が専らシナリオゲーを担当しているというだけのことだ。
この記事のランキングは抜きを基準に考えている。
シナリオゲー中心の原画家らしく、趣のある絵が多い。
しかし、イラストレーターのレベルが上がり続けいてるエロゲ界に適応すべく、有葉先生の画風も大きく変わってきている。
あかべぇそふとが抜きゲー方向にシフトしていることもあるかもしれない。
趣に加えて洗練された美しさも兼ね備えており、かつてのような粗さは見られない。
実績に裏打ちされた信頼のある原画家なので、これからも力の入ったシナリオゲーの原画を担当することが考えられる。
その際には順位は大きく上昇するかもしれない。
おすすめの作品
①光輪の町、ラベンダーの少女(あかべぇそふとつぅ)
※『光輪の町、ラベンダーの少女』はそのままではWindows8以降ではプレイできない。
あかべぇそふとつぅの製品サポートページから「Windows8 64bit環境動作対応パッチ」をダウンロードする必要がある。
→あかべぇそふとつぅ製品サポート
②G線上の魔王(あかべぇそふとつぅ)
63位:古池屋(ふるいけや)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B- | A | C | E |
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エロゲのエロを描くというのは難しい、ということを管理人に教えてくれた原画家だ。
ヒロインを担当した作品はtone work’sの『月の彼方で逢いましょう』しかない。
古池屋先生との出会いは、同じくtone work’sの『銀色、遥か』に遡る。
瑞羽ゲーと言っていいくらい秋野すばる先生が描いた瑞羽の一人勝ちしているゲームなのだが、実は瑞羽よりもポテンシャルの高い女性キャラクターがいたのだ。
それがももちゃん先生こと西園 百々花(にしぞの ももか)だ。
引用元:『銀色、遥か』オフィシャルサイト
何この先生、超かわいい!
きっと5人全員攻略したらももちゃんルートが解放されるに違いない!
とか淡い希望を持ったものである。
当然そんなもんあるはずない。tone work’sだぞ。
何で一番かわいい女性キャラクターにHシーンがないんだ・・・。
と意気消沈したあの頃。
このももちゃん先生を担当したのが古池屋先生というわけだ。
古池屋先生は『銀色、遥か』で主人公の母親である桧崎 まりあ(ひざき まりあ)も担当しており、こちらも当然攻略対象外。
引用元:『銀色、遥か』オフィシャルサイト
2人のサブキャラクターに人気がでたためか、古池屋先生は次回作の『月の彼方で逢いましょう』で2人のヒロインを担当することになった。
この情報に歓喜した管理人は、パッケージ版を予約して買うという今では考えられない行動に出る。
もちろん特典は古池屋先生が担当する日紫喜 うぐいす(ひしき うぐいす)のものだ。
今ではもうダウンロード版がセールにでもならない限りエロゲを買うことはない。
期待して『月の彼方で逢いましょう』をプレイし始めたのだが、うぐいす先輩のHシーンで絶望することになる。
・・・抜けない・・・
・・・そっか、立ち絵とHCGは完全に別物なんだ・・・。
そんな当たり前のことにこの時初めて気づいたのである。
キャラデザインを見れば分かるように画力そのものはかなり高い。
問題は抜けるエロが描けるかどうかなのだ。
tone work’sから新作がでるかどうかも不透明であり、今後古池屋先生の抜けるエロが見られるかどうかは全く分からない。
ランキングに入れている通り、画風は好きなんですよ。
おすすめの作品
①月の彼方で逢いましょう(tone work’s)
64位:芦俊(あししゅん)
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B- | B | B | C |
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原画家紹介というよりブランド紹介といえるかもしれない。
芦俊先生はまーまれぇどというブランドでシナリオゲーも描いているのだが、管理人が興味を持っているのは一作品だけ。
それが『町ぐるみの罠〜白濁にまみれた肢体〜』だ。
この作品は抜きゲーの最高傑作である『狙われた女神天使エンゼルティアー 〜守った人間達に裏切られて〜』を生み出したSYRUPによるものだ。
正確にはエンゼルティア―はSYRUP many milkなのだが、スタッフが同じなので、ブランドも同じと考えていい。
この大量の凌辱シーンで攻めるという、SYRUPシステムとでも言うべき制作方式は、絵師の画風を選ばぬ破壊力がある。
芦俊先生の萌え絵っぽくデフォルメされた画風は全然好きではない。
しかし、物量の凄まじさに防壁は突破されたのであった。
私の場合は一之瀬 梓(いちのせ あずさ)にしてやられた。
物量で攻めるというのは単純なように見えて、当然原画家に強い負担を強いることになる。
このSYRUPシステムに耐えられる原画家はそんなに多くはないだろう。
その意味で芦俊先生も優秀なエロゲ原画家の一人であるということに違いはないのだ。
おすすめの作品
①町ぐるみの罠〜白濁にまみれた肢体〜(SYRUP)
65位:あんころもち
総合 | 画力 | 構図 | 作品数 |
B- | A- | C | D |
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シナリオゲーを中心に活動している原画家であり、『レコンキスタ』(コットンソフト)という名作を生み出した。
かわいらしい画風に似合わず残酷な描写も上手く描くことができる実力派の原画家だ。
確かに抜きという観点からはこれと言った作品がない。
しかし『レコンキスタ』やensembleの『黙って私のムコになれ!』など、個人的に思い入れの強い作品があるので紹介することにした。
あんころもち先生のTwitterを見ると今でもイラストレーターとしての活動を継続している。
いずれまた新作を見ることができたらうれしい。