はじめに:「初心者におすすめ」とは「失敗しにくい」ということ
エロゲ初心者とは誰の事を指すのか?
「は?初心者ってなんだよ。エロゲなんてクリックするだけだろ」
そう思ったあなたは正しい。
エロゲは操作が簡単なので、普通の一般ゲームをやったことのある人であれば難なく遊ぶことができる。
自分でやりたいゲームを選んでプレイできる人にはこの記事は不要だ。
ブログなんて読んでる暇があったらさっさとエロゲをプレイしよう。
問題なのは、数あるエロゲの中から自分に合っているものを選ぶことに難しさを感じている人だ。
エロゲは決して安くない。おまけにプレイに時間もかかる。
高い金を払って時間をかけてプレイしたのに面白くないし抜けないではあまりに悲しい。
エロゲ選びに失敗したくない、という思いはエロゲプレイヤーであれば誰もが持っているだろう。
つまり、この記事の「初心者」とはエロゲ選びに失敗したくないと思っているあなたのことだ。
どうすればエロゲ選びに失敗せずに済むのか?
エロゲ選びに失敗しないためには、選んだエロゲに価値があればいいことになる。
ではエロゲの価値とは何か?
それは端的に言えばたったの2つしかない。
・エロい(おかずに使える)
・面白い
ということだ。
細かいことを言うとエロゲが面白いかどうかには3つの要素がある。
通常のアドベンチャー形式であれば
・シナリオの面白さ
・キャラクターの魅力と掛け合いの面白さ
さらに、RPGやSLGといったゲーム性がある場合には、そのゲーム性自体の面白さがある。
・ゲーム性の面白さ
つまり、まとめるとエロゲーの価値とは以下の4つの視点で判断される。
①シナリオ
②キャラ
③Hシーン
④ゲーム性(ゲーム性のあるもののみ)
この4点のクオリティが高ければ、そのエロゲには価値があることになる。
本記事を構成する3つのポイント
本記事では紹介作品について上記の4点についてSABCDEの6段階で評価し、さらにプラスマイナスの微調整を加えている。評価を見れば、その作品の特徴をおおまかに把握できるだろう。
しかし、これだけでは不十分だ。
残念ながら欠点のないエロゲはない。
物を買うときは長所よりもむしろ短所の方が重要なのだ。
そこで、紹介するエロゲについて、注意点としてそのエロゲの欠点を解説した。
欠点を知っていれば失敗する確率を下げることができる。
もちろんおすすめである以上、長所もちゃんと説明している。
したがって、記事の構成は
・4つの視点からの評価
・注意点
・おすすめのポイント
の3つの要素から成っている。
この3つを押さえておけばエロゲ選びに失敗する可能性は激減するだろう。
紹介するエロゲーのジャンル
紹介する作品は、ジャンルに応じて5つに分類した。
1.シナリオ編
2.エロ編
3.ゲーム編
4.ミステリー編
5.人を選ぶ要注意なエロゲー
シナリオ編ではエロゲで一番オーソドックなアドベンチャー形式のゲームを紹介している。
アドベンチャー形式のエロゲの中にはヒロインとのいちゃいちゃだけを目的としているものがある。
これについてはエロ編で分けて紹介することにした。
なお、エロについては以下の記事で徹底的に紹介している。
興味のある方はこちらも合わせてご覧いただきたい。
ゲーム編ではRPGやSLGといったゲーム性のあるゲームを紹介した。
ミステリー編について、18禁であるエロゲは過激な描写が許容されることから、ミステリーとの相性がいい。
加えて、推理小説というジャンルがある通り、ミステリーとは好きな人にとって特別なジャンルと言える。
そこで、ミステリーについても個別のジャンルを設けた。
さらに、エロゲの中にはクセが強く、人を選ぶ内容でありながら知名度ゆえに初心者にすすめられているものもある。
そこで、注意喚起として人を選ぶ要注意なエロゲーも紹介することにした。
合計で77作品ほど紹介しているが、数が多すぎて自分では選べないという人もいるかもしれない。
そこで、記事の最後に各ジャンルにおける私のおすすめ作品も紹介している。
迷ったら参考にしてほしい。
なお、紹介したエロゲは全てダウンロード版の販売があるものを選んだ。
ダウンロード版は購入のみならず対応OS、修正パッチが適用済、などの観点からプレイしやすいからだ。
この記事に紹介してあるエロゲから好みのものを選べばまず失敗することはないはずだ。
上半身(面白さ)にも下半身(エロ)にも至福の時が訪れることだろう。
失敗しないおすすめエロゲー77選
1.シナリオ編39選
エロゲーで一番オーソドックスなアドベンチャー形式のゲームを紹介。
シナリオ重視かキャラ重視かの区分はあいまいなので、シナリオゲーとキャラゲーの両方をまとめて紹介している。
どちらの傾向が強いかは評価で判断してほしい。
シナリオ編39位:恋する彼女の不器用な舞台(CUBE)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
C | B- | B- |
【基本情報】
タイトル | 恋する彼女の不器用な舞台 |
ブランド | CUBE |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
学園ラブコメ。
主人公の属する文芸部と、演劇部が協力し、廃部を免れるため舞台の上演に挑戦する。
【注意点】
シナリオは平坦。
CUBE作品の特徴としてサブキャラクターが少ない。つまり、キャラゲー要素も薄い。
面白さを求めるゲームではないということ。
ただし、ヒロインが全員普通の学生ではなくキャラが濃いので、ヒロイン同士の絡みはそこそこ面白い。
エロについては、サブヒロインのHシーンがほとんどない。
知紗と真里亜が気に入った人はがっかりする可能性がある。
あくまでパッケージの4人がメインであることに注意しよう。
【おすすめのポイント】
カントク先生の絵によるエロが楽しめるということに尽きる。
ヒロインの絵を見ると分かる通り、おっぱいにはそこまで力は入っていない。
その代わり、後背位のシーンが多くお尻好きにはおすすめできる。特に千奈。
キャラデザインが気に入った人で後背位が好きな人におすすめできる作品。
CUBEの作品は選択肢にヒロインのマークが出るので、攻略もやさしい。
シナリオ編38位:BLOODY†RONDO(3rdEye)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B | D |
【基本情報】
タイトル | BLOODY†RONDO |
ブランド | 3rdEye |
通常価格 | 5,029円 |
【概要】
3rdEyeのデビュー作。
吸血鬼をテーマとするバトルものでありサスペンス。
吸血鬼の真祖ルナを助けた主人公だったが、ルナに吸血され自身も吸血鬼になってしまう。
【注意点】
評価の通りエロは使えないと思った方がいいだろう。
これは3rdEye作品全般に言えることでもある。
シナリオがメインの作品。
【おすすめのポイント】
3rdEye作品の中では珍しく、共通ルート→個別ルートというオーソドックスな形式を採っている。
また、各ヒロインの個別ルートは起承転結がはっきりしており、ヒロイン特有の個別事情に沿ったまとまりのいいシナリオになっている。
各ヒロインは出自や性格、目的などが異なっているのでキャラの差別化ができており、キャラゲーとしても楽しめる。
各ルートはほどよいボリュームなので、ダークなバトルサスペンスをさくっと遊びたい人におすすめできる。
シナリオ編37位:ドコのドナタの感情経路(ad:lib(アドリブ))
シナリオ | キャラ | Hシーン |
C+ | B- | B+ |
【基本情報】
タイトル | ドコのドナタの感情経路 |
ブランド | ad:lib(アドリブ) |
通常価格 | 4,180円 |
【概要】
学園ラブコメ。
かぐや姫を母に持つ主人公に、かつてかぐや姫に振られた男の生まれ変わりであるヒロインたちが恋をする。
性別逆転の竹取物語。
【注意点】
かぐや姫をテーマとしているが、内容はいちゃラブであり、シナリオは平坦と言っていい。
ただし、ヒロインのキャラは立っているので、そこまで退屈するというわけではない。
それでもエロがメインではある。
攻略できない女性キャラクターが2人もいる点に注意する必要がある。
パッケージの5人だけが攻略対象。
【おすすめのポイント】
とにかく絵がきれい。
原画家であるMoo℃団(むーどだん)は一般アニメを中心に活動している。
一般作っぽい絵柄でエロが楽しめるのが最大のポイント。
さらに、担任の先生が攻略対象になっているのも素晴らしい。
ゆずソフトやクロシェットなど、真面目なシナリオゲーは女教師が攻略対象外になっているケースが本当に多い。
女教師が好きな人には特におすすめできる。
普及版ということで、ボリュームの割に値段も安いので購入しやすい点もおすすめのポイント。
シナリオ編36位:9-nine- ここのつここのかここのいろ(ぱれっと)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B- | B- |
【基本情報】
タイトル | 9-nine- ここのつここのかここのいろ |
ブランド | ぱれっと |
通常価格 | 3,080円 |
【概要】
全四作の『9-nine-』シリーズの一作目。
ファンタジー要素のあるバトルもの。
魔法の道具アーティファクトの所有者となり異能を身に付けた主人公とヒロインが過酷な運命に巻き込まれる。
【注意点】
シナリオ・エロともにバランスのいい『9-nine-』シリーズの欠点は、4人のヒロインの各ルートがばら売りであることだ。
しかも、だんだんと真相に近づいていくスタイルなので、途中作からプレイするのはシナリオ面からはNGだ。
シナリオを楽しみたければ攻略順が完全に固定されているといえる。
【おすすめのポイント】
かわいらしい絵柄に反し、残酷なシーンもある本格的なシナリオゲーと言っていい。
ミステリー要素もあり、バトル、サスペンスが好きな人には強くおすすめできる。
シナリオゲーだが、エロシーンにも力が入っている。
全シーンにアニメーションが導入されているため、ヒロインが気に入れば実用性は極めて高い。
1ヒロイン1ルートの作品であるためボリュームはないが、価格も安いので購入しやすい。
シリーズ全体で完成度が高いので、4作合わせればかなりおすすめできる作品。
シナリオ編35位:聖騎士Melty☆Lovers(あかべぇそふとすりぃ)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B- | B |
【基本情報】
タイトル | 聖騎士Melty☆Lovers |
ブランド | あかべぇそふとすりぃ |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
ファンタジーの世界を舞台とする学園もの。
登場人物は騎士もしくは騎士の卵なので、バトルものでもある。
騎士養成学校にて騎士を目指す主人公とわけありヒロインたちの物語。
【注意点】
シナリオゲーに分類されるゲームだが、強いオリジナリティがあるわけではない。
反面、唯々月たすく先生の作画だけあって、普通のシナリオゲーよりもHシーンに力が入ってはいる。
要は、悪く言えば中途半端な作品に見えてしまう面があるということだ。
とはいえ、シナリオ・エロともにしっかり作られているので、バランスのいい良作ともいえる。
【おすすめのポイント】
エロだけの作品かと思いきや、各ヒロインは、騎士を目指す深い理由があり、個別ルートはしっかり差別化ができている。
単にヒロインといちゃいちゃするだけではなく、起承転結のあるまとまりのいいシナリオを楽しめる。
特に、ヒロインの強さの序列が共通ルートと個別ルートでどう変わるかは見どころの一つ。
エロシーンは各ヒロイン10枚以上のCGがあり、シナリオゲーとしては十分な量がある。
唯々月先生だけあってCGのレベルも高い。
知名度は低いが、絵がきれいでライトなシナリオゲーを楽しみたい人におすすめ。
唯々月先生の作品でシナリオゲー、ファンタジーというのは珍しい。
気になった人はぜひプレイしてみてほしい。
シナリオ編34位:月の彼方で逢いましょう(tone work’s)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B | B- |
【基本情報】
タイトル | 月の彼方で逢いましょう |
ブランド | tone work’s |
通常価格 | 8,910円 |
【概要】
学生から社会人にかけての純愛物語。
社会人編から登場するヒロインもいる。
時空を超えて通信ができるスマホ「エンデュミオン」をテーマとするSFものでもある。
【注意点】
ヒロインが増えているとはいえ、前作『銀色、遥か』(9位で紹介)に比べてHシーンが質・量ともに大きく後退してしまっている。特にサブヒロインのHシーンは少ない。
tone work’sの作品をプレイしてきた人には残念な点だろう。
シーン数・CG数は公式サイトで確認できる。
【おすすめのポイント】
シナリオは単にいちゃラブメインではなく、SF要素もあり普通に楽しめる。
tone work’s作品の中ではもっとも本格的なシナリオゲーと言っていい。
エロはともかく、シナリオについては社会人編から登場するサブヒロインにも十分なボリュームがある。
学生時代からのヒロインとは対照的に、社会人からの出会いも楽しめるのは新鮮だった。
『銀色、遥か』に比べるとギャグシーンも多く、純愛ゲーとしての硬さも感じなかった。
エロは過去作に比べると薄めだが、学生時代から登場するヒロイン4人は4~5シーンあり、そこそこの量が確保されている。相変わらず差分の量も多い。
雨音についてはFDでHシーンも補強されているので、彼女が気に入れば特におすすめできる。
総じて、純愛ものでシナリオを楽しみたいという人におすすめ。
シナリオ編33位:グリザイアの果実(Frontwing)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B+ | C |
【基本情報】
タイトル | グリザイアの果実 |
ブランド | Frontwing |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
軍隊経験のある主人公が、転校先で出会う5人の少女を救うヒューマンドラマ。
軍事的な描写の緻密なバトル要素もある。
【注意点】
キャラデザインは悪くないのでエロも使えるかと思ったら、全く使えなかった。
エロ目当ての人は注意した方がいいだろう。
パッケージでもカッターナイフを構えているやつがいるが、クセの強いキャラクターが多く、人を選ぶところがある。
端的に言えば、主人公とヒロインは全員変人。バカ扱いされているみちるが一番まともに見えるくらいだ。
設備の整った学園を5人で占領しており、働く必要もないので、「君たちそんなに不幸じゃなくね?」とつっこみたくなることもある。
こういった点をスルーできるかがグリザイアシリーズを楽しむこつだろう。
【おすすめのポイント】
シナリオゲーとして名高いだけあって、共通ルートも個別ルートも相当ていねいに作りこまれておりボリュームもある。
主人公は軍人だけあって、戦闘シーンも多くスリルのあるシーンも多い。
ルートによっては銃火器や軍事的な知識の描写も緻密で、好きな人にはたまらないだろう。
一見不幸には見えないヒロインたちだが、過酷な経験を経て美浜学園に来ている。
そんなヒロインたちをスーパー主人公である雄二がどう救済するかが最大の見どころと言っていいだろう。
学園ものの濃厚なシナリオゲーをプレイしたい人には強くおすすめできる。
体験版をやって苦手意識がなければぜひプレイしてみてほしい。
シナリオ編32位:G線上の魔王(あかべぇそふとつぅ)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
A- | B | C |
【基本情報】
タイトル | G線上の魔王 |
ブランド | あかべぇそふとつぅ |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
ミステリー要素のあるサスペンス。
「魔王」と呼ばれる人物をめぐり、主人公とヒロインが難事件に巻き込まれる。
【注意点】
とにかくエロが使えない。
特に、一番キャラデザインのいいユキが攻略対象外なのは痛い。パッケージに描かれているのに。
エロを除けばほぼ欠点のないゲームと言える。
順位が低いのはエロが使えず総合評価が低かったからにすぎない。
やや誇張されたシーンや演出が散見されるがあまり気にならないだろう。
【おすすめのポイント】
メインヒロインのハルと、宿敵「魔王」の頭脳戦を主軸にしており、全章にわたってスリリングな展開を楽しめる。
特定の場面に肩入れしすぎている『車輪の国、向日葵の少女』とは明確に違う点だ。
かわいい絵柄からは想像できないような深いシナリオを楽しめる。
だからこそ、このゲームを初心者にすすめる人が多い。
つまり、エロゲーは絵柄と内容が一致しないゲームが多い、ということを知ることができる典型的な作品ということ。
私もG線上の魔王をプレイして許容できる絵柄の幅が大きく広がった。
絵の印象だけで「本当に面白いの?」と思う人に強くおすすめしたい。
実は音楽も素晴らしい。
バッハの名曲「 G線上のアリア 」をもじっているだけあって、BGMにはクラシック曲のアレンジが多く、作品にマッチしている。
また、OP曲や挿入曲も良曲ぞろいだ。
シナリオ目当てでどの作品をやるか迷ったら『G線上の魔王』をプレイすれば間違いはないだろう。
シナリオ編31位:ワルキューレロマンツェ 少女騎士物語(Ricotta)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B | B |
【基本情報】
タイトル | ワルキューレロマンツェ 少女騎士物語 |
ブランド | Ricotta |
通常価格 | 7,130円 |
【概要】
ジョストという馬上のスポーツをテーマとする学園ラブコメ。
主人公はベグライターとして騎士であるヒロインとともに大会の優勝を目指す。
【注意点】
女性キャラクターが多いゲームだが、一作目はパッケージの4人だけが攻略対象。
ただし、次作やファンディスクで補強されているのであまり気にならない。
シナリオ・キャラ・エロのバランスがいい良作。
【おすすめのポイント】
スポーツとはいえバトル要素なので刺激的なシナリオを楽しむことができる。
主人公は騎士を引退しているが、選んだヒロインによって主人公の人生が大きく変わるのも見どころ。
エロについては、きれいな絵柄であるにもかかわらず、アナルセックス、放尿、アヘ顔など過激なシーンが楽しめる。
シーン数・CG数も多く実用性も高い。
総じてバランスのいい良作で、絵が気に入った人にはおすすめできる。
茜など、続編の攻略ヒロインが気に入った場合はセットで買うのもおすすめ。
私も4作のセットを購入した。
シナリオ編30位:未来ラジオと人工鳩(Laplacian)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B | B |
【基本情報】
タイトル | 未来ラジオと人工鳩 |
ブランド | Laplacian |
通常価格 | 7,945円 |
【概要】
近未来を舞台とするSFストーリー。
電波が失われた世界で人とのつながりを取り戻すべくラジオを作ったら、未来の放送を受信してしまう。
【注意点】
シナリオ・エロともにハイレベルな作品だが、体験版で見せすぎており、個別ルートが短い。
体験版を全部やって製品版を購入すると損した感じがするだろう。
Hシーンも実用性は高いので、気に入ったのであれば早い段階で製品版を購入した方がいい。
【おすすめのポイント】
人工鳩や未来の放送を受信するラジオをテーマとしており、シナリオのオリジナリティは高い。
ヒューマンドラマではあるが、シリアスだけではなくギャグシーンも多いため、バランスのいいシナリオを楽しむことができる。
Hシーンも充実しており、差分が100枚近くあるCGもあるなど、エロにも十分に力が入っている。
個別ルートがあっさりしている点を除けばバランスのいい良作といえる。
バトルやサスペンスといった定番ではなく、独特なテーマのゲームをやってみたい人におすすめしたい。
シナリオ編29位:千恋*万花(ゆずソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B | B |
【基本情報】
タイトル | 千恋*万花 |
ブランド | ゆずソフト |
通常価格 | 6,995円 |
【概要】
帰郷した主人公は、神刀・叢雨丸を引き抜き、刀の管理者ムラサメのご主人様にされ、巫女姫芳乃の許嫁にされてしまう。
叢雨丸をめぐるラブコメ。
【注意点】
共通ルートは世界観の良さも手伝って面白いのに、個別ルートでだれるいつものゆず。
これはお約束なので許容するしかない。
本作人気No.1であり、ゆずソフト全作品の中でもトップレベルの人気を誇る常陸茉子ちゃんのHシーンがいまいち、という致命的なバグがある。
未だに修正パッチが出てこない。
処女喪失シーンだけは使えるのが唯一の救い。
【おすすめのポイント】
いつものゆずと揶揄したが、和風な世界観が良く、叢雨丸と祟り神というテーマもしっかりしているのでシナリオはそこそこ楽しめる。
人気ツートップの茉子、ムラサメちゃんもキャラが立っているので、キャラゲーとしても面白い。
ゆずソフトの作品の中では楽しめる方だと思う。
エロついては、サブヒロインのシーンも充実しているので実用性もある。
全体的にバランスが良く、ゆずソフト作品の中ではベスト3に入る作品。
OP曲『恋ひ恋ふ縁』はゆずソフトの全OP曲の中で断トツのNo.1なので、ぜひ聴いてみよう。
→千恋*万花OPムービー
シナリオ編28位:アオリオ(ad:lib(アドリブ))
シナリオ | キャラ | Hシーン |
C+ | B | A- |
【基本情報】
タイトル | アオリオ |
ブランド | ad:lib(アドリブ) |
通常価格 | 7,150円 |
【概要】
学園ラブコメ。
ぼっちの主人公が美少女?に誘われ、女子しかいない演劇部に入部することに。
【注意点】
『ドコのドナタの感情経路』と同様に、シナリオに期待するゲームではない。
とはいえ、ドコドナ以上にヒロインのキャラが立っているためそんなに退屈しないでプレイできる。
あくまでエロメインのゲーム。
【おすすめのポイント】
ad:lib作品の中で一番ヒロインのキャラがいいので、キャラゲーとしてそこそこ楽しめる。
エロもad:lib作品の中で一番使える。
Hシーンの構図がいいのでおかずとしての実用性はかなり高い。
一般アニメ調のきれいな絵で抜けるHシーンを楽しみたい人にはおすすめ。
ad:libは全部で4作品出しているが、この『アオリオ』だけ廉価版がない。
内容の良さを考えれば納得いく話だ。
シナリオ編27位:神様のような君へ(CUBE)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B- | B | B+ |
【基本情報】
タイトル | 神様のような君へ |
ブランド | CUBE |
通常価格 | 9,680円 |
【概要】
AIの利便性を享受する世界でのラブコメ。
世界最高のAIをハッキングしたら、理想の女の子が目の前に現れる
しかし、彼女はAIの作り出したロボットだった。
【注意点】
ルートによってはシナリオの内容がひどい。
シナリオに期待すると裏切られる可能性がある。
あくまでカントク先生のエロがメインと考えるべきだろう。
【おすすめのポイント】
シナリオはいまいちかもしれないが、キャラがいい。
陰キャぶってる主人公だが、高いハッキング能力を活かして活躍するシーンが多い。
人間性もしっかりしているのでかなり好感度が高い主人公と言える。
ヒロインも全員普通の学生ではなく、かなり個性的だ。
シナリオの欠点はキャラで十分挽回できているので普通に面白い。
そして、本作のメインはやはりカントク先生のエロだ。
カントク先生のHシーンはオーソドックスで使える構図が多い。
ハーレムで尻を並べさせたり、過激な構図もある。
『恋する彼女の不器用な舞台』と同様に後背位が多めなので、尻派におすすめできる。
カントク先生の作品の中では断トツで実用性が高いので、キャラデザインが気に入った人におすすめ。
シナリオ編26位:幻創のイデア 〜Oratorio Phantasm Historia〜(3rdEye)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
A- | B+ | C |
【基本情報】
タイトル | 幻創のイデア 〜Oratorio Phantasm Historia〜 |
ブランド | 3rdEye |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
ミステリー要素のあるサスペンスでありバトルもの。
人間と幻ビト<イデア>と呼ばれる存在の物語。
【注意点】
3rdEyeの作品は基本的にエロは使いにくい。
シナリオ構成はダブル主人公制を採用しており、各主人公のルートにヒロインの個別ルートを入れ込むという構成を採っている。
さらにヒロインとのいちゃいちゃは本編終了後のエピローグになっている。
構成がかなり独特なので合わない人には合わない可能性がある。
【おすすめのポイント】
完全にシナリオ勝負している作品であり、単純に3rdEyeの作品の中では一番面白い。
バトルものだが、ミステリー要素が強く、シナリオは良く練られている。
また、登場人物数も多くキャラゲー要素も強い。
さらに本作はOP曲『イノセンス』や、豊富な戦闘曲、耳に残る日常曲など、音楽も優れている。
エロを除けば総じてハイレベル。
本格的なバトルサスペンスを楽しみたい人には強くおすすめ。
シナリオ編25位:喫茶ステラと死神の蝶(ゆずソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
C+ | B- | A |
【基本情報】
タイトル | 喫茶ステラと死神の蝶 |
ブランド | ゆずソフト |
通常価格 | 7,945円 |
【概要】
大学生が主人公のラブコメ。
事故で命を落としたはずの主人公が死神と協力し、死の運命を回避するためカフェ経営を手伝うことに。
【注意点】
テーマになっている死神設定が活かされていず、バトル要素も皆無なため、ゆずソフトの作品の中でもトップレベルにシナリオが面白くない。
エロ面では、主人公が大学生であることもあり、ヒロインの年齢層が高め。
学園生のヒロインが好きな人には向かないかもしれない。
【おすすめのポイント】
ゆずソフト作品の中で一番おかずに使える。これに尽きる。
一番人気のナツメもいいが、個人的には希の方が良かった。
なんだかんだ言って、ゆずソフト作品の中で一番売れているのは単に最新作というだけでなく、エロがいいからだと思われる。
ヒロインのキャラデザインが気に入れば実用性には満足できるだろう。
シナリオ編24位:11eyes-罪と罰と贖いの少女-(Lass)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
A- | A- | D |
【基本情報】
タイトル | 11eyes-罪と罰と贖いの少女- |
ブランド | Lass |
通常価格 | 2,800円 |
【概要】
「赤い夜」と呼ばれる異空間をテーマとするバトルもの。
黒騎士たちとの白熱したバトルを描く。
【注意点】
エロは使えない。
また、シナリオはほぼ一本道であり、ヒロインの個別ルートはあってないような短さなので、いちゃラブ要素はほとんどない。
ただし、ファンディスク『11eyes-Resona Forma-』でヒロインの個別エピソードが補強されている。
【おすすめのポイント】
「赤い夜」と呼ばれる異世界をテーマとしている。
赤い夜ではスリリングなバトルが中心であり、現実世界ではキャラを活かした日常が面白く、シナリオ全体を楽しむことができる。
物語の中心となるのはパッケージに描かれているキャラ6人であり全員学園生だが、それぞれ独特な経歴を持っているので、各キャラの個性は際立っている。
そして、最大の特徴は音楽の素晴らしさだ。
戦闘曲のクオリティに関してはエロゲ界でトップといっていい。戦闘シーンがより白熱したものに感じられるだろう。
他にもOP曲の『Lunatic Tears…』など良曲ぞろいだ。
ダークなバトルものが好きな人には特におすすめできる作品。
シナリオ編23位:絆きらめく恋いろは(CRYSTALiA)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B+ | B- |
【基本情報】
タイトル | 絆きらめく恋いろは |
ブランド | CRYSTALiA |
通常価格 | 8,963円 |
【概要】
刃道という真剣によるスポーツをテーマとする学園ラブコメでありバトルもの。
戦闘はスポーツの枠を超えることも。
【注意点】
CRYSTALiAは優等生的なブランドであり、シナリオ・エロともによくまとまっている。
反面、突出したオリジナリティがないという欠点がある。
深い独自性のあるシナリオを求める人には向かない。
【おすすめのポイント】
シナリオをはじめとして、全体的にていねいに作られている作品。
各ヒロインの個別ルートは起承転結がはっきりしているためまとまりのいいシナリオを楽しめる。
刃道はスポーツではあるが、刀を用いて戦うため、戦闘はスポーツの枠を超えて殺し合いに発展することもあり、スリリングな展開もある。
また、音楽の優れた作品でもある。
OP曲『可憐雪月花』や日常曲『天真爛漫-華-』など耳に残る良曲が多い。
ちなみに、OP曲はゲームを買えばFullで聴くことができる。
最大の特徴は椿ゲーであることだろう。
エロについて、椿のHシーンは続編『絆きらめく恋いろは −椿恋歌−』とファンディスク『椿とワンルーム ―絆きらめく恋いろはSS―』で大きく補強されている。
椿のキャラデザインが気に入れば迷わず購入していい作品と言える。
シナリオ編22位:DRACU-RIOT!(ゆずソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B+ | B- |
【基本情報】
タイトル | DRACU-RIOT! |
ブランド | ゆずソフト |
通常価格 | 6,995円 |
【概要】
吸血鬼をテーマとするラブコメ。
観光で海上都市に訪れただけの主人公が、事故に巻き込まれ吸血鬼になってしまう。
【注意点】
ゆずソフトの中でもシナリオに緊張感があるため、欠点らしい欠点はない。
強いて言えば、攻略できない女性キャラクターが多いということか。
【おすすめのポイント】
ゆずソフト作品にはめずらしく、普通にシナリオが面白い。
吸血鬼をテーマにしたバトルものであり、テキストだとそこそこ残酷な描写もあるので感情の振れ幅は大きいだろう。
あくまでゆずソフト作品の中ではだが。
登場人物はそこまで多くないが、キャラ同士の絡みも面白く感じられる。
Hシーンでも特定のキャラにアナルセックスや放尿があったり、ゆずソフト作品の中では攻めている。
ゆずソフトで刺激的な作品をプレイしたい人におすすめ。
シナリオ編21位:ハロー・レディ!(暁WORKS)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B+ | B- |
【基本情報】
タイトル | ハロー・レディ! |
ブランド | 暁WORKS |
通常価格 | 3,565円 |
【概要】
「ハロー」と呼ばれる異能力をテーマとするバトルもの。
主人公がハローの使い手を養成する学園に入学するところから物語は始まる。
【注意点】
暁WORKSの作品の中ではボリュームが少ない。
ただし、ファンディスクとグランドルートの追加があるので、シリーズ全体ではそれなりの分量ではある。
また、暁WORKSだけあってエロに力は入っていない。
ただし、これもファンディスクとグランドルート後の追加シーンで補強されていはいる。
体験版をやるなりして内容が気に入った場合は、『ハロー・レディ!』シリーズが全部入っている『ハロー・レディ! −Superior Entelecheia−』を購入してしまった方がいいだろう。
【おすすめのポイント】
典型的なバトルものであり、ハローだけではなく銃火器類による戦闘もあり、戦闘シーンの描写は緻密。
主人公は作中でもトップレベルの強さを誇るので、最強系主人公を堪能したい人にはおすすめできる。
ただし、初対面で平然とヒロインの胸を揉むような変人であり、すさまじくマイペースな性格であるため、合わない人には合わない可能性がある。
キャラクターの人気ランキング上位は全て主人公とヒロインで独占されている。
主要な登場人物に魅力がある作品であるためキャラゲーとしても楽しむことができる。
エロについては、シーン数こそ少ないが、ヒロインのキャラデザインはさえき北都先生の作品の中でもトップレベル。
気に入ったキャラクタが―いれば実用性はある。
ボリュームの少なさや、シナリオの分かりやすさを考慮すると暁WORKSの作品の中で一番初心者向けかもしれない。
※グランドルートと追加Hシーンは下の『ハロー・レディ! −Superior Entelecheia−』にしか収録されていないので注意。
【セット購入もおすすめ】
※グランドルートと追加Hシーンあり
シナリオ編20位:夜明け前より瑠璃色な(オーガスト)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B | B+ |
【基本情報】
タイトル | 夜明け前より瑠璃色な |
ブランド | オーガスト |
通常価格 | 7,480円 |
【概要】
月にも王国のある世界でのラブストーリー。
月のお姫様フィーナが地球に留学し主人公と出会う。
【注意点】
基本的にメインヒロインのフィーナ中心のゲーム。
フィーナを好きになれるかどうかで楽しめるかどうかが左右される面がある。
また、未来の月の王という立場にあるフィーナに対し、主人公は平凡な学生なので、釣り合いを感じられないところがある。主人公が受け容れられるどうかもポイントになるだろう。
【おすすめのポイント】
オーガスト作品は下地の設定などからていねいに作られている。
キャラクターについても学園生だけではなく様々な属性のヒロインがいるため、個性豊かといえる。
バトルのような盛り上がる要素がなくとも、何気ない日常からシリアスなシーンまで普通に楽しむことができる。
Hシーンについてもフィーナが気に入ればシーン数も十分であり実用性は高い。
オーガストはバランスのいいハイレベルな作品ばかりなので、フィーナが気に入った人は十分満足できるだろう。
シナリオ編19位:ノラと皇女と野良猫ハート −Nora,Princess,and Stray Cat.−(HARUKAZE)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B+ | B |
【基本情報】
タイトル | ノラと皇女と野良猫ハート −Nora,Princess,and Stray Cat.− |
ブランド | HARUKAZE |
通常価格 | 8,127円 |
【概要】
地上を滅ぼすために現れた冥界の皇女パトリシアと主人公ノラ、そしてその仲間たちで繰り広げられるラブコメディー。
【注意点】
ラブコメ作品としては欠点らしい欠点のないゲーム。
強いて言えば、人気キャラであるルーシア、ノブチナの攻略は続編に持ち越されているというくらい。
【おすすめのポイント】
地上のことを全く知らないエンド家三姉妹と、主人公とその仲間たちの掛け合いがとにかく面白い。
一作目は立ち絵のあるキャラクターは多くないものの、キャラゲーとしては屈指のレベルを誇る。
サスペンス系のゲームと違い、シナリオに特定の目的や方向性はないため、キャラクター同士の掛け合いを楽しむゲームと言える。
また、シナリオ担当のはと先生の文体は和歌や詩的な表現を用いる独特なもので、世界観もあいまって不思議な感覚を味わえる。
構図にクセはあるものの、Hシーンはボリュームがあるので気に入ったヒロインがいれば実用性もある。
続編と合わせると、シナリオ・キャラ・エロの全てがハイレベルな名作なので、1と2のセット購入がおすすめ。
【セット購入もおすすめ】
シナリオ編18位:スズノネセブン!(クロシェット)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B+ | B |
【基本情報】
タイトル | スズノネセブン! |
ブランド | クロシェット |
通常価格 | 6,926円 |
【概要】
魔法の存在する世界での学園ラブコメ。
スズノネ魔法学園の問題児、スズノネセブンという名の七人のバカのお話。
【注意点】
欠点らしい欠点のないゲーム。
強いて言えば攻略不可キャラクターが多いことだが、全員ファンディスクで攻略可能。
クロシェット作品でファンディスクがあるのも、先生が攻略できるのも『スズノネセブン』だけ。
ファンディスクでしか攻略できないキャラのエロがやや薄いのが不満ではある。
【おすすめのポイント】
シナリオは各ヒロインの個別事情に沿ったものであり、起承転結のあるまとまりのいいタイプの作品。
ルートによってはバトル要素があったり、ヒロインの過酷な生い立ちが明らかになったりとシリアスな場面もある。
シナリオも悪くないが、本作の特徴はキャラゲーとしてのレベルの高さと言える。
最近のクロシェットはやたらと巨乳キャラを量産しているのとは対照的に、本作の人気No.1・2の二人が巨乳ではないことから、純粋にキャラで勝負出来ていることが分かる。
特に、一番人気のすみれはユーモアある個性的なキャラクターなので、ロリ好きじゃなくとも好きになってしまうだろう。
また、メイン4人はHシーンの量も多いため、キャラデザインが気に入ればおかずとしても優秀。
一部ヒロインにはアナルもあったりする。
ファンディスクも合わせると十分な実用性がある。
知名度はそこまで高くはないし、やや古い作品ではあるが、シナリオ・キャラ・エロのバランスがいい良作としておすすめ。
シナリオ編17位:レコンキスタ(コットンソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
S | B- | C |
【基本情報】
タイトル | レコンキスタ |
ブランド | コットンソフト |
通常価格 | 5,029円 |
【概要】
娘とともに海上ニュータウンに引っ越してきた主人公・槙野は「首刈り女」と呼ばれる少女と出会う。
しかし、その姿は亡き妻そのものだった。
命の意味を問う伝奇サスペンス。
【注意点】
エロは使えないと思っていい。
純粋なシナリオゲー。
ダブル主人公制を採用しているのも特徴の一つ。
シナリオで上手く機能しているので気にならないだろう。
やや古い作品であり、画面中に立ち絵が一人しか表示されないなど、システム面の弱さがある。
CGでは少ないが文章やセリフレベルだと残酷なシーンも多いので苦手な人には合わないだろう。
攻略順で面白さが変わってくることにも注意が必要だ。
理想的な攻略順になるよう選択肢で誘導されるが、あなたが変わり者で最初に信哉ルートに入ってしまった場合、やり直して槙野ルートから始めたほうがいい。
なお、シナリオがS評価なのは特定のルートに対してのものであって、作品全体に対してではない。
【おすすめのポイント】
ダブル主人公制が上手く機能している稀有なゲーム。
槙野慶吾と三沢信哉のルートが相互に補完し合っていて、「あの事件の背後でこんなことが起こっていたのか」という感覚を味わえる。
本来ダブル主人公制を採用している以上当然のことに思えるが、上手く機能していると思えたゲームは今のところ『レコンキスタ』しかない。
他にダブル主人公制を採用しているゲームとしては3rdEyeの作品などがある。
残酷なシーンやBADENDもあるため、最後まで結末が分からないというスリリングな展開を楽しめる。
シナリオ偏重であり、死生観という重いテーマを扱っているため評価については賛否が分かれている部分もある。
そうだとしてもシナリオの完成度は極めて高いので、ダークなミステリー・サスペンス・伝奇といったジャンルが好きな人にはぜひプレイしてみてほしい作品。
シナリオ編16位:トロピカルKISS(Twinkle)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B- | B+ | B+ |
【基本情報】
タイトル | トロピカルKISS |
ブランド | Twinkle |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
リゾート施設「アロハ」で繰り広げられるラブコメ。
バイトに採用された主人公は、かつて出会い別れてきたヒロインたちとアロハで再会することに。
【注意点】
いちゃラブに近いゲームでありながらHシーンは各ヒロイン3シーンと少ない。
ただし、1シーンあたり2~3CGあるのでCG数は一定数確保されていはいる。
攻略対象外の女性キャラクターがいるのもいただけない。
【おすすめのポイント】
主人公とヒロインのほとんどは社会人という比較的めずらしい作品。
ヒロインだけでなく、サブキャラクターも含めキャラがいいのでラブコメとして普通に楽しめる。
注意点でHシーンについて書いたが、こうたろ先生の絵がきれいなので、気に入ったヒロインがいれば実用性は高い。
私の場合はバニーガール姿の凪にかなりお世話になっている。
不自然なまでに大きいおっぱいが多い昨今のゲームと比較すると、巨乳の感覚がリアルに近いのも新鮮。
どちらかといえばエロ目的の作品であり、キャラゲーとして楽しめるのは儲けものという感じ。
やや古いゲームではあるが、キャラとエロについては見た目によらずハイレベルなので、こうたろ先生の絵が気に入った人はぜひプレイしてみてほしい。
シナリオ編15位:ソーサリージョーカーズ(3rdEye)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B+ | B- |
【基本情報】
タイトル | ソーサリージョーカーズ |
ブランド | 3rdEye |
通常価格 | 7,945円 |
【概要】
魔法が存在する世界での異能力バトルサスペンス。
異能をめぐり暗躍する巨悪に、二人の主人公が挑む。
【注意点】
エロが使えない3rdEye作品の中でも特にエロに力を入れていない。
それでもHシーンがB-の評価なのは、3rdEye作品の中で唯一フィオナがおかずに使えたから。
キャラデザインはいいのだから、もっとエロに力をいれてほしいと思う。
主人公たちが何を目指しているのかについて、シナリオの方向性が少し分かりにくいところがある。
ダブル主人公制であることに加えフローチャートを採用しており、プレイがやや面倒。
【おすすめのポイント】
3rdEye作品の中で『幻創のイデア』が一番面白いと言っておきながら、『ソーサリージョーカーズ』の方が順位が高いのは、フィオナがおかずに使えたから。Hシーンの評価で差が出た。
面白さという観点からは『幻創のイデア』の方がおすすめできる。
しかし、キャラクターと世界観については『幻創のイデア』よりも『ソーサリージョーカーズ』が上だといえる。
また、主人公2人の差異がはっきりしているので、雰囲気の違うシナリオを楽しめる。
ダブル主人公制は『幻創のイデア』よりも活かされていると言えるだろう。
総じて、バトルサスペンスとしての雰囲気はトップレベル。
ダークなバトルサスペンスの世界に没入したい人におすすめ。
シナリオ編14位:極限痴漢特異点2 痴漢の証明(アストロノーツ・シリウス)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B- | A |
【基本情報】
タイトル | 極限痴漢特異点2 痴漢の証明 |
ブランド | アストロノーツ・シリウス |
通常価格 | 7,800円 |
【概要】
極限痴漢特異点シリーズの2作目であり、痴漢もの。
謎の組織「蛮痴漢」により、痴漢による生き残りをかけたバトルロイヤルが開催される。
【注意点】
一応ゲーム性があるのでゲーム編で紹介すべき作品かもしれないが、ゲーム部分は単純にクリックを連打するだけのもの。
あってないようなレベルなので、シナリオゲーとして紹介することにした。
また、2であって『極限痴漢特異点』の続編であるため、本来は『極限痴漢特異点』を紹介すべきかもしれない。
しかし、極限痴漢特異点シリーズはヒロインごとのルートをばら売りをするようなゲームなので、そこまで深いシナリオがあるわけではない。
そこで、おかずとしての実用度が高い2をあえて紹介している。
最近のアストロノーツ・シリウスの作品に共通していることだが動作が重いというシステム面の欠点がある。
【おすすめのポイント】
あえて続編にあたる作品を紹介しているが、決してシナリオがいい加減なわけではない。
アストロノーツ・シリウスは複数人体制でシナリオを作っている。
『極限痴漢特異点2 痴漢の証明』も5人のシナリオライターで作られており、エロメインのゲームではあるが、シナリオも楽しめる内容になっている。
思わず吹き出してしまうようなギャグシーンや、シリアスなシーンもある。
もっとも、本作のメインはやはりM&M先生のエロにある。
アストロノーツ・シリウスの作品にしてはヒロインを5人と絞り込んでいる分、各ヒロインのHシーンのボリュームが多い。
特に凌辱は各ヒロイン3シーンと、同ブランドの中で最も数が多い。
構図についても正常位、後背位、などシンプルなものが多いため、人を選ばない実用性を誇っている。
キャラデザインが気に入れば間違いなく抜ける作品だ。
シナリオ編13位:辻堂さんの純愛ロード(みなとカーニバル)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | A | C+ |
【基本情報】
タイトル | 辻堂さんの純愛ロード |
ブランド | みなとカーニバル |
通常価格 | 6,930円 |
【概要】
不良の聖地湘南で繰り広げられるバトルありのラブコメ。
主人公は平凡な学生だったが、クラスに三大天の一人である辻堂愛がいたことで不良の世界に足を踏み入れてしまう。
【注意点】
Hシーンにはかなり力が入っているにもかかわらず、エロが使えない。
梓のように色気のあるヒロインは続編『辻堂さんのバージンロード』に持ち越されている。
ヤンキーものらしく、不良である女の子たちが容赦なく殴り合う。
暴力的な描写が苦手な人には向かない。
【おすすめのポイント】
みなとそふとの姉妹ブランドだけあって、キャラゲー要素が強く、キャラ同士の掛け合いは秀逸。
キャラだけではなくシナリオもいい。
ヒロインを3人に絞り込んでいる分、個別ルートは作りこまれており、ボリュームもある。
バトルものらしく緊張感のある展開が多い上に、終盤に向かって盛り上がっていく構成をとっているため、起伏のあるシナリオを楽しめる。
姉妹ブランドであるみなとそふとの『真剣で私に恋しなさい!』と比べると、不良をテーマにしているだけあってシリアスなシーンはこちらが上だと思う。
『真剣で私に恋しなさい!』よりも全体的にシナリオは深いと言えるだろう。
シナリオが楽しめるキャラゲーをプレイしたい人いおすすめできる作品。
【セット購入もおすすめ】
シナリオ編12位:RIDDLE JOKER(ゆずソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B | A- |
【基本情報】
タイトル | RIDDLE JOKER |
ブランド | ゆずソフト |
通常価格 | 6,995円 |
【概要】
アストラルと名付けられた超能力をテーマとする学園ラブコメ。
主人公やヒロインがアストラル能力を駆使して戦うバトルサスペンスでもある。
【注意点】
シナリオ・キャラ・エロの全てがバランスよくまとまっている作品。
シナリオに過剰な期待をしなければ欠点らしい欠点はない。
【おすすめのポイント】
シナリオ・キャラ・エロの全てがハイレベルであり、ゆずソフト作品の中で一番おすすめできる。
シナリオは、アストラルという異能力をテーマにしているバトルものなので、スリリングな展開を楽しめる。
サスペンス風の世界観もよく、マイルドな『ソーサリージョーカーズ』というイメージ。
エロ面では、ヒロインのキャラデザインが良く、構図も使いやすいものが多いためおかずとしても優秀。
ゆずソフトの中で最も間違いがない作品なので、ゆずソフトでどれをやるか迷ったら『RIDDLE JOKER』を選べばいいだろう。
シナリオ編11位:LOVESICK PUPPIES −僕らは恋するために生まれてきた−(COSMIC CUTE)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B+ | B+ |
【基本情報】
タイトル | LOVESICK PUPPIES −僕らは恋するために生まれてきた− |
ブランド | COSMIC CUTE |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
学園ラブコメであり、シリアスなシーンもある。
厳しくも面倒見のいい主人公が、ヒロインたちの抱える悩みに向き合っていく。
主人公は学生でありながらアパートの管理人であり、アパートは悩めるヒロインたちのたまり場になっている。
【注意点】
シナリオ面では説教臭い主人公について好き嫌いが分かれる。
ただし、しっかりしている性格の裏返しでもあるので主人公の長所でもある。
エロ面では、攻略対象外の女性キャラクターが多すぎるという問題がある。
予約特典のアペンドディスクがあるものの、サブについてはCG1枚だけであり、あってないようなレベル。
メインの5人については十分な量がある。
【おすすめのポイント】
シナリオは各ヒロインの事情をていねいに描写しており、まさに青春学園ものといえ、悩める少年少女の心情がていねいに描かれている。
登場人物は意外と多く、舞台の中心となる学園とアパートにはいつも人が集まっているため、キャラクター同士のにぎやかなやりとりが楽しめる。
ギャグとシリアスのバランスのいい作品。
ファンタジー要素もない平凡な設定であるにもかかわらず、飽きずにシナリオを読み続けられるだろう。
真面目な学園ものの割に、Hシーンが充実しており実用性が高いところもポイント。
知名度はあまり高くないが、総じてシナリオ・キャラ・エロのバランスのいい良作といえる。
異能やファンタジー要素のない普通の学園生活を楽しみたいという人に強くおすすめできる。
シナリオ編10位:‘&’-空の向こうで咲きますように-(暁WORKS)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | A- | B- |
【基本情報】
タイトル | ‘&’-空の向こうで咲きますように- |
ブランド | 暁WORKS |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
幼なじみグループによるファンタジーな冒険譚。
かつての故郷に集い、奇妙な樹の下で魔法の道具を手に入れるが、その力をめぐって事件が発生する。
【注意点】
全くおかずに使えないというわけではないが、暁WORKSらしくエロにはあまり力は入っていない。
ヒロインのキャラデザインがいいだけに残念。
ヒロインの攻略順が固定されている。
嫌う人もいるが、シナリオにテーマがある場合には、作品全体に方向性を持たせる意味でむしろプラスだと思う。
【おすすめのポイント】
舞台となる堀出市は地方の盆地にあるそこそこ発展した街ということで、商店街や雰囲気のある路地裏、高地にある神社や戦時中に作られた地下壕などバリエーション豊かな土地柄。
真夏の冒険譚だけあって、堀出市のさまざまな場所で発生する事件はまさに童心に帰って冒険しているような感覚を味わえる。
単なる冒険ものではなく、主人公たちの持つ魔法の道具をめぐり壮絶な争いが生じたり、時には死人さえ出る。
全体的にコミカルではあるが、シリアスなシーンも多く、シナリオの幅は広い。
また、立ち絵のあるキャラクターは20を超えるキャラゲーでもある。
幼なじみグループによる冒険譚だけあって、キャラ同士の掛け合いもにぎやか。
『るいは智を呼ぶ』や『ハロー・レディ!』には知名度で劣るものの、面白さという観点からはこれといった欠点はなく、暁WORKS作品の中では最も人を選ばない。
子どものころのように仲間たちとの冒険を楽しみたいという人にはこれしかないという作品。
シナリオ編9位:銀色、遥か(tone work’s)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B | A |
【基本情報】
タイトル | 銀色、遥か |
ブランド | tone work’s |
通常価格 | 8,580円 |
【概要】
中学時代からはじまり結婚まで、長期の純愛を描くラブストーリー。
単に恋愛のみではなく、夢を追うヒロインとそれを支える主人公が描かれる。
【注意点】
中学→学園→社会人という長編ストーリーが売りではあるが、冗長に感じるところがある。
エロについては充実しているものの、攻略対象外キャラが多い点が残念。
メイン5人以外のHシーンは一切なし。
【おすすめのポイント】
中学、学園、社会人と3部構成になっており、ていねいに描かれているので、ヒロインとの人生を歩んでいる感覚が味わえる。
また、単なるイチャラブではなく、ヒロインの夢を主人公がサポートするというテーマのあるシナリオが楽しめる。
最大の特徴は純愛物語とは思えないHシーンの充実度だ。
Hシーンは各ヒロイン9シーン以上ある。
圧巻なのはCG差分であり、平均すると軽く30枚超えている。
※瑞羽のCGを除いても平均で30を超えている。
特に、瑞羽については突出して優遇されており、最大差分数は168と凄まじい量を誇る。
他にも瑞羽だけ100枚越えのCGが複数存在する。
純愛のシナリオなど魅力的なポイントはあるが、はっきり言って本作は瑞羽ゲーだと思う。
瑞羽のキャラデザインが気に入った人は間違いなく抜けるの作品。
シナリオ編8位:サクラノモリ†ドリーマーズ(MOONSTONE)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
A- | B | B+ |
【基本情報】
タイトル | サクラノモリ†ドリーマーズ |
ブランド | MOONSTONE |
通常価格 | 7,480円 |
【概要】
ダークなバトルもの。
夢の中で行動できる主人公とヒロインは、サクラノモリ・ドリーマーズを結成。
街の平和を守るため様々な怪異と対峙する。
【注意点】
ヒロインの個別ルートは短くあっさりしている。
あくまで共通ルートがメインな作品といえる。
ホラー要素が強く、グロいシーンや残酷なシーンが多いため、苦手な人には向かない。
一番人気ヒロインであるまどかは続編の2でなければ攻略できない。
もっとも、2でしっかり攻略できるしセット販売もしているので特に問題はない。
【おすすめのポイント】
バトル、サスペンス、ホラー、ミステリーといったダークな要素が上手く調和しているので、こういったジャンルが好きな人にはたまらない作品。
残酷な描写も容赦ないので、本格的なシナリオが楽しめる。
加えて、Hシーンにもかなり力が入っている。
シーン数・CG数も十分であり、構図もいいためおかずとしても使いやすい。
現在MOONSTONEのスタッフはMOONSTONE Cherryなどの別ブランドでエロメインのゲームを制作している。
『サクラノモリ†ドリーマーズ』はHシーンにこだわりのあるスタッフによって作られているということ。
ジャンルに苦手意識がなければ、シナリオ・エロともにかなりハイレベルといえる。
ダークなシナリオが好きな人には特におすすめしたい。
【セット購入もおすすめ】
シナリオ編7位:まいてつ Last Run!!(Lose)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B+ | A+ |
【基本情報】
タイトル | まいてつ Last Run!! |
ブランド | Lose |
通常価格 | 13,037円 |
【概要】
地方再生の物語。
地元御一夜市に帰郷した主人公はヒロインと協力し町の再興に図る。
【注意点】
シナリオは一般作で販売されるくらいていねいに作られているが、そこまで起伏のあるものではない。
特にメインであるハチロク、日々姫、ポーレットの3人以外のシナリオは短い。
エロにはかなり力が入っているものの、『まいてつ Last Run!!』で追加されたキャラクターはエロが薄かったり、そもそもなかったりでかなり不満があるところ。
※もともと『まいてつ』という作品が発表された後に、『まいてつ Last Run!!』でシナリオやHシーンが追加された、という経緯がある。
今では『まいてつ Last Run!!』に全シナリオ・全Hシーンが収録されている。
【おすすめのポイント】
メイン3人についてはシナリオが楽しめないこともない。
しかし、はっきり言って本作のおすすめポイントはHシーンに尽きる。
全シーンにアニメーションが導入されており、ハーレム、アナル、放尿、ロリなど過激なシーンのオンパレード。
Hシーン数も多く、全部で60シーン以上ある。
真面目な一般作そのもののデザインでよくここまでやったなと思う内容。
cura先生の絵が気に入ればおかずとしての実用性は抜群だ。
シナリオについて補足しておくと、前述した通りエロ抜きの一般作で販売されるレベルでていねい作られているため、安っぽさはなく楽しめる内容になっている。
ちゃんとヒロインとの恋愛を経たうえでのHシーンを堪能できる。
シナリオ編6位:真剣で私に恋しなさい!(みなとそふと)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | A | B |
【基本情報】
タイトル | 真剣で私に恋しなさい! |
ブランド | みなとそふと |
通常価格 | 8,140円 |
【概要】
学園青春ラブコメディ。
武士娘であるヒロインたちがとにかく強く、とにかく戦う。
登場人物100人を超えるまじこいシリーズの第一作。
【注意点】
欠点らしい欠点のないゲーム。
あえて言えば、みなとそふとはきれいなシナリオを作るブランドなので、シナリオに深みがない。
本格的なシナリオゲーを求める人には物足りないかもしれない。
ただし、グランドルートは質・量ともにヒロインの個別ルートを凌駕する。
エロゲー界屈指のキャラゲーであり、シリーズ全体で総登場人物は100人を超える。
もっとも、登場人物が劇的に増えるのは続編の『真剣で私に恋しなさい!S』以降であり、一作目である本作では40人くらい。それでも十分圧巻だが。
【おすすめのポイント】
学園ものであり、主人公は「風間ファミリー」という幼なじみグループの一員であるため、大人数で和気あいあいとやっている雰囲気のゲーム。
シナリオは各ヒロインごとに起承転結がしっかりしているタイプ。
ボリュームもあり、キャラゲーらしく日常シーンも豊富で、終始キャラ同士の掛け合いを楽しめる。
敵味方に分かれるシリアスなシーンもあり、悪役は憎たらしく描かれていることもあるが、最後まで憎み切れないところがある。
シリーズ合計で100人以上のキャラクターが登場していながら、最後まで嫌な奴は一人もいないという、みなとそふとのキャラクター愛が感じられる作品。
登場人物の多いキャラゲーをやりたいという人はまじこいシリーズをやれば間違いはない。
【無料でヒロイン5人のルートが遊べる体験版あり】
シナリオ編5位:コミュ- 黒い竜と優しい王国-(暁WORKS)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
A | A- | B- |
【基本情報】
タイトル | コミュ- 黒い竜と優しい王国- |
ブランド | 暁WORKS |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
突如現れた巨大な怪物「アバター」。操作するのは5人の接続者「コミュ」。
アバターの破壊は接続者全員の死を意味する。
望まない運命共同体による戦争が始まる。
【注意点】
毎度のごとく、暁WORKSにエロを求めてはいけない。
暁WORKSなので、ヒロインの攻略順は固定されている。
ただし、本作においては最終ルートまでの流れの完成度を考えると、攻略順固定はむしろ長所だと思っている。
主人公に少しクセがある。
主人公の過去に関わる特定の描写がくどいところがある。
また、5人一組という性質上登場人物が多く、ヒロインのHシーンを消化するため1ルートに複数人のHシーンがある。
主人公がヤリチンに見えるので、人によっては合わない。
【おすすめのポイント】
シナリオの構成が良くできている。
攻略順固定が活かされており、各ルートだけでなく、作品全体を楽しむことができるようになっている。
5人一組で戦うというチーム戦であり、必然的に組織化され、組織同士の対立・共闘がルートごとに差別化されて良く描かれている。
基本はアバター同士の戦闘になるが、脆弱な人間、つまり接続者を直接攻撃することがセオリーであり、戦闘というより何でもありの戦争。普通に人対人の殺し合いもある。
2ndOPのサビ直前で表示される「戦争が始まる」のフレーズ通りだ。
当然人が死ぬようなシーンも多く、シナリオは暁WORKSの中でもダークな部類に入る。
ただし、CGではなくテキストレベルの話なので、視覚的には問題ない。
単なるバトルを超えた本格的な戦闘を楽しみたい人におすすめ。
個人的には暁WORKSの最高傑作だと思っている。
シナリオ編4位:聖エステラ学院の七人の魔女(アストロノーツ・シリウス)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B | A+ |
【基本情報】
タイトル | 聖エステラ学院の七人の魔女 |
ブランド | アストロノーツ・シリウス |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
ダークな学園伝奇もの。
人里離れた全寮制の聖エステラ学院には不思議な力を持つ魔女が現れる。
主人公は魔女の力を持つヒロインとともに学園の闇に迫る。
【注意点】
アストロノーツ・シリウスなので、シナリオに強いオリジナリティはない。
細かいことを言うと、エロメインのゲームなんだからアナルにモザイクはいらないと思う。
【おすすめのポイント】
ハーレムが多いアストロノーツ・シリウスの作品の中でも、共通ルート→個別ルート、というオーソドックスな構成を採用している。
シナリオに強いオリジナリティはないが、複数人のシナリオライターによりていねいに作られており、各ルート起承転結のしっかりしたまとまりのいい内容になっている。
ダークな伝奇ものが好きなら普通に楽しめるだろう。
そして、何よりもHシーンがいい。
ハーレム、アナル、凌辱、ボテ腹など何でもあり。
ダークな作風だけあって、凌辱シーンも残酷度が高い。
凌辱シーンは選択肢で回避できるので苦手な人でも問題ない。
1シーンだけ回避できない凌辱シーンがあるが、ヒロインが性豪すぎて悲壮さはないから問題はないだろう。
女子校生ヒロインを存分に堪能したい人には最もおすすめできる作品だ。
シナリオ編3位:流星ワールドアクター(Heliodor)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
A | A | C |
【基本情報】
タイトル | 流星ワールドアクター |
ブランド | Heliodor |
通常価格 | 7,945円 |
【概要】
第七共和国という架空の国を舞台とするダークファンタジーでありバトルサスペンス。
刑事である主人公は職業柄さまざまな事件に巻き込まれる。
【注意点】
続編前提のシナリオであるためどのルートでも終わり方が中途半端になっている。
ただし、続編である『流星ワールドアクター Badge & Dagger』が発売され、さらに続編があることが明言されているので、あまり気にならないだろう。
とはいえ、実際に続編がちゃんと出るまで油断できないところはある。
【おすすめのポイント】
最も特筆すべきは、第七共和国という、ダークサスペンスにどんぴしゃの世界観だろう。
春夏冬ゆう先生の絵が世界観にマッチしている。
シナリオは、異能バトルものとして、さまざまな能力による多様な戦闘シーンが見どころ。
また、バトル要素だけでなく、主人公が刑事だけあってミステリー要素もある。
登場人物数も多く、衣笠先生のシナリオだけあって、ギャグの多いキャラ同士の掛け合いも面白い。
特に、力を隠した最強系主人公とその仲間たちのやりとりを楽しむことができる。
日常シーンのギャグから緊迫感のあるシーンまで、シナリオの全てが面白いゲームで『流星ワールドアクター』を超えるゲームは今のところない。
シナリオゲーとは思えないほどエロにも力が入っている。
各ヒロインに10枚のCGがあり、量的には十分と言えるだろう。
ただ、ヒロインについて、続編のヒロインである冬美や涼子、今後攻略対象になると思われる伊代の方が魅力的だとは思う。
衣笠先生といえばトモセシュンサク先生と組んだ『暁の護衛』や『レミニセンス』が有名だ。
しかし、戦闘シーンや事件の捜査など、緊張感のあるシーンが充実している分、単純な面白さとしては『流星ワールドアクター』が一番だと思っている。
ダークなバトルサスペンスものが好きな人には一番おすすめできる作品。
シナリオ編2位:我が姫君に栄冠を(みなとそふと)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
A+ | A | B- |
【基本情報】
タイトル | 我が姫君に栄冠を |
ブランド | みなとそふと |
通常価格 | 9,800円 |
【概要】
ヒロインを統治者とする三国間の対立を描くファンタジーにして壮大なバトルもの。
みなとそふとらしく、一作で総キャラクター数70人を超える大作。
【注意点】
はっきり言って面白さの観点からはほとんど欠点はない。
問題はもっぱらエロについて。
魅力的な女性キャラクターの数が多いにもかかわらず、シーン数が少ないキャラ、攻略できないキャラが多すぎる。
しかも、人気投票1位のエスクドについてだけ早々にファンディスクを出してしまったので、今後さらにファンディスクで補完される可能性はほぼない。
ブランドの状況を考えると続編が出るかも怪しくなってしまっている。
【おすすめのポイント】
世界観とキャラクターを活かした壮大な物語が展開されるところに『我が姫君に栄冠を』の魅力がある。
舞台となるのは、ハイクーン大陸を取り巻く3つの国、グランスター帝国、タリオ連邦、ランケイジ。
各ルートで舞台と登場人物が大きく変わるので、バトルが中心ではあるものの、趣の異なるシナリオを楽しむことができる。
大陸を統べるという国家間の争いがテーマであることから戦争が絡むため、同ブランドの『真剣で私に恋しなさい!』よりも戦闘シーンの描写は深い。
また、ハイクーン大陸に隠された秘密とその解決というテーマがあり、ストーリーに方向性がある。
この点も、青春群像劇でキャラクター要素が強く、各ヒロインのシナリオに一定の方向性がなかった『真剣で私に恋しなさい!』とは大きく異なる点だ。
キャラクター数は多いものの、『真剣で私に恋しなさい!』とは違い、シナリオゲーとしての性質が強いと言える。
それでいて、各キャラクターの設定は極めて精緻に作りこまれている。
作中に収まりきらず文章による説明だけで済まされてしまうシーンも多い。
また、みなとそふとらしく、最後には全キャラクターの魅力が上手く表現されており、キャラクター愛に溢れた作品となっている。
バトルものファンタジーでシナリオゲーかつキャラゲーをプレイしたいという贅沢な人には最もおすすめできる作品といえる。
ただし、あまりにていねいに作られた大作であるため、次作のハードルが上がってしまう可能性がある。
シナリオ編1位:暁の護衛 トリニティ コンプリートエディション(あかべぇそふとすりぃ)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | S | B |
【基本情報】
タイトル | 暁の護衛 トリニティ コンプリートエディション |
ブランド | あかべぇそふとすりぃ(しゃんぐりら) |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
暁の護衛3タイトルのセット。
二作目までは学園ラブコメ。三作目はバトル・サスペンスの要素が強くなる。
キャラ数も多く、掛け合いも絶妙。エロゲ界屈指のキャラゲー。
収録作品は
①『暁の護衛』
②『暁の護衛〜プリンシパルたちの休日〜』
③『暁の護衛〜罪深き終末論〜』
【注意点】
最初に断っておくと、本作が1位なのは、シリーズものであるにもかかわらず、一作目だけではなく、3作品全てを合わせて評価をしているから。他のシリーズものは最初の一作品だけで評価している。
値段が7,124円と安いので、あえて単品購入するメリットがない。そこで、『暁の護衛』シリーズとして評価した。
シナリオについて、作品ごとに傾向が異なる。
①はほとんど学園ラブコメ。
②も基本的には①と同じ。
③は学園ラブコメの要素もありつつ、バトルサスペンスが中心。
同一シリーズでありながら、各作品ごとに合う合わないが変わってしまう可能性がある。
ただし、『暁の護衛』シリーズの目玉はキャラ同士の掛け合いの面白さにあり、この点は3作品に共通している。
「禁止区域」と呼ばれる極貧の凶悪地帯をテーマにしているため、エグい描写もある。苦手な人には向かないかもしれない。
もっとも、基本的には文章レベルであって、CGにはほとんどない。
衣笠先生のシナリオに共通していることとして、終わり方にまとまりがなく、伏線がきれいに回収されないといった欠点がある。
エロについて、一作目のヒロイン以外はHシーンが少ない。
一応、幼女一人を除く全女性キャラクターにHシーンがあるため、シーン数自体は多い。
【おすすめのポイント】
とにかく個性あふれるキャラクター同士の掛け合いが秀逸。
人数こそ『真剣で私に恋しなさい!』シリーズの半数に満たないが、質は『暁の護衛』シリーズの方が上。
シナリオの深刻さがまじこいの比ではないので必然的にキャラ同士の人間関係も複雑なものになっている。
基本的にはギャグ調であり、ジャンルとしてはコメディと言える。
他方で、禁止区域という重い設定上、各ルートの核心部分ではシリアスなシーンも多い。
主人公最強系作品の中でもめずらしく、作者の発言により公式設定で本当に主人公が作中最強。
一、二作目では少ないが、三作目からは戦闘シーンも多く、主人公の圧倒的な強さを見ることができる。
過酷な過去を持つがゆえに同年代の中でも大人びていながら、シリアスなシーンでは年相応の少年らしさも感じられる。
加えて、俳優並みのイケメンであり、ボケとツッコミの双方を高度にこなす一流の芸人でもある。
好きになれるかどうかは人によると思うが、朝霧海斗ほど独自性のある主人公はなかなかいないだろう。
『暁の護衛』シリーズの魅力は主人公・朝霧海斗の魅力でもある。
主人公をはじめとする、個性的で魅力的なキャラクターたちの掛け合いを楽しみたい人に最もおすすめできる作品。
シナリオはそこまで深くなく、キャラゲーとしては他にもみなとそふと系列の『真剣で私に恋しなさい!』『つよきす』『辻堂さんシリーズ』などがあることから、次作のハードルが上がりすぎないのもいい。
この点も考慮して、『暁の護衛』シリーズを1位とした。
2.エロ編11選
ヒロインとのいちゃいちゃを目的としているゲームを紹介。
なお、ここではエロメインのゲームに絞って紹介しているが、エロの実用性については以下の記事でジャンル無視で徹底的に紹介している。
とにかく抜ける作品を知りたいという人は参照していただけるとうれしい。
エロ編11位:如月真綾の誘惑(おねえちゃんのゆうわく)(hibiki works)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
D | C | B |
【基本情報】
タイトル | 如月真綾の誘惑(おねえちゃんのゆうわく) |
ブランド | hibiki works |
通常価格 | 5,280円 |
【概要】
弟が大好きな実姉がヒロイン。
ひたすら姉といちゃつくゲーム。
【注意点】
超美人の姉が、冴えない弟大好きという違和感しかないシナリオ。
また、立ち絵にはアニメーションが用いられているが、Hシーンにはアニメーションがない。
逆にしてほしい。
【おすすめのポイント】
唯々月たすく先生のキャラデザインが美しいので実用性は高い。
ヒロイン一人で5,280円もするだけあって、シーン数も20以上ある。
ヒロインのキャラデザインが気に入れば普通におかずとして使える。
エロ編10位:HarmonEy(CandySoft)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B- | C | B |
【基本情報】
タイトル | HarmonEy |
ブランド | CandySoft |
通常価格 | 2,860円 |
【概要】
主人公とヒロインは夫婦。
夫婦間のいちゃいちゃとエッチをテーマとする作品。
【注意点】
夫婦間のいちゃいちゃを描いたものと考えればこれといった欠点はない。
強いて言えば平凡すぎて極端なシーンがないことくらい。
【おすすめのポイント】
シナリオがしっかり作られているので、ロープライスのゲームの中ではHシーンまでの展開に違和感がない。
自然な夫婦間のいちゃいちゃを楽しめる。
値段の割にCG数が多く20近くある。
ヒロインのキャラデザインが気に入った人で、夫婦間のいちゃいちゃに興味があればおすすめ。
エロ編9位:炎の孕ませおっぱい★エロアプリ学園(SQUEEZ)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
C | B- | B |
【基本情報】
タイトル | 炎の孕ませおっぱい★エロアプリ学園 |
ブランド | SQUEEZ |
通常価格 | 6,800円 |
【概要】
ヒロインが巨乳だらけの学園ものエロゲー。
主人公が、女の子を好き放題できるスマホを手に入れ、ひたすらヒロインとエッチする。
【注意点】
荒唐無稽なシナリオなので、もっぱらHシーンを楽しむゲーム。
シリーズに共通していることとしてヒロイン数が多い。
長所に思えそうだが、各ヒロインのHシーンがエロメインのゲームの割に少ない。
気に入ったヒロインに気に入ったシーンがなければおかずに使えないという欠点がある。
【おすすめのポイント】
炎の孕ませシリーズの中では、万人受けするオーソドックスなキャラデザイン。
部分的にアニメーションが導入されており、シーンが気に入れば実用度は高い。
タイトルに「おっぱい」とある通り、露骨に巨乳だらけであり、母乳のシーンも多いので、おっぱい好きのための作品といえる。
エロ編8位:聖娼女-性奴育成学園-(Frill)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B- | B |
【基本情報】
タイトル | 聖娼女-性奴育成学園- |
ブランド | Frill |
通常価格 | 7,920円 |
【概要】
名門校・私立白百合ヶ丘学園には女学生を高級娼婦にするという裏の顔がある。
主人公は校長に依頼され、見込みのあるヒロインを調教していく。
【注意点】
サブヒロインである学園長のHシーンが少ない。
内容はボテ腹など過激なものがないわけではないが、比較的ダークな内容であることを考えると、やや過激度は足りないかもしれない。
【おすすめのポイント】
シナリオゲーに分類してもいいくらいシナリオは作りこまれており、ヒロインが堕ちていく過程がていねいに描かれている。
メイン5人については十分なシーン数があり、差分も多い。
内容も、ハーレム、アナル、ボテ腹と過激なシーンもある。
シナリオのボリュームが多いので、Hシーンのみではなくヒロインの堕ちる過程まで楽しみたい人におすすめの作品。
エロ編7位:炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2(SQUEEZ)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
C | B | A |
【基本情報】
タイトル | 炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2 |
ブランド | SQUEEZ |
通常価格 | 4,800円 |
【概要】
タイトルに「おっぱい」と入っていないが、巨乳好きのための学園ものエロゲー。
負傷した保険医に代わり、主人公がヒロインたちの診察を行う。
【注意点】
炎の孕ませシリーズらしく、シナリオはないものと考えたほうがいい。
また、キャラクター数が多く、エロメインのゲームの割に1ヒロイン当たりのシーン数が少なく感じられる。
細かいことを言うと、ヒロインの人気とCG数が逆になってしまっている。
人気1位の真希と2位の凛子はもっとCGが多いほうが良かった。
【おすすめのポイント】
炎の孕ませシリーズの中では、万人受けするオーソドックスなキャラデザイン。
部分的にアニメーションが導入されており、シーンが気に入れば実用度は高い。
炎の孕ませシリーズは初期の作品を除くとタイトルに「おっぱい」「乳」と入っているのに本作には入っていない。
実は公式サイトや販売サイトのサンプルCGには少ないが、後背位やアナルのシーンが多く、尻派にもおすすめできる。
もちろんシリーズ共通の巨乳や母乳は健在なのでおっぱい好きにも楽しめる。
個人的には炎の孕ませシリーズでは一番使える作品であり、特に尻派におすすめしたい。
価格も安いため購入しやすいのもおすすめのポイント。
エロ編6位:プリーズ・レ○プ・ミー!(CLOCKUP)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B+ | B- |
【基本情報】
タイトル | プリーズ・レ○プ・ミー! |
ブランド | CLOCKUP |
通常価格 | 4,180円 |
【概要】
レ○プ願望のある主人公だが、実行に移す度胸はない。
そんなとき、レ○プ願望を持つ女を見抜けるサリーと出会う。
主人公はサリーに唆されレ○プを実行する。
【注意点】
作品のタイトルと内容からエロメインで勝負していると思うが、その割にあまり絵がきれいではない。
また、ヒロインはレ○プ願望があるため、凌辱というわけではない。
【おすすめのポイント】
作品の性質上エロ編で紹介しているが、エロというより、シナリオ・キャラがいい作品と言える。
全体的にコメディ調で、ヒロイン以外にも立ち絵のあるキャラクターがいる。
もっとも、Hシーン数は一定数が確保されており、ハーレムやアナル、緊縛、輪姦などのシーンもある。
絵が気に入ればそれなりにおかずに使える。
セールの際に、FANZA・DLsiteで500円で売られていることが多い。
気になったらセールのタイミングで購入するのがおすすめ。
エロ編5位:セックスオープンワールドへようこそ!(MOONSTONE Cherry)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B+ | B |
【基本情報】
タイトル | セックスオープンワールドへようこそ! |
ブランド | MOONSTONE Cherry |
通常価格 | 9,900円 |
【概要】
異世界転移もの。
事故に遭った主人公が、異世界のローレンシア共和国に転移してしまう。
勇者の種を持つとされた主人公の元に美少女が集う。
【注意点】
作品のコンセプトを考えるとハーレムっぽいのに、Hシーンは全て一対一で、ハーレムのシーンはない。
エロについて強烈にアピールしているタイトルではあるが、ボテ腹以外に過激なシーンはなく平凡な内容。
【おすすめのポイント】
ヒロイン以外にも立ち絵とボイスのあるキャラクターがいるので、シナリオもそこそこ楽しめる。
過激なシーンはないものの、全ヒロインについてオーソドックスな体位は網羅されているので絵が気に入れば実用性は確保されている。前述した通り、ボテ腹も完備されている。
異世界転移ものの独特なシナリオと、子作りをテーマとするHシーンが気に入りそうな人におすすめできる。
エロ編4位:LOVELY×CATION(hibiki works)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B- | B |
【基本情報】
タイトル | LOVELY×CATION |
ブランド | hibiki works |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
典型的ないちゃラブゲー。
春休みを終え、2年生になる主人公は怠惰な日々を過ごしていた。
見かねた叔父から彼女を作るよう命じられる。
【注意点】
いちゃラブゲーとしてはオーソドックスな内容。
ただし、場所やアイテムなどの選択項目の多すぎるゲーム部分が面倒。
選び方によってHシーンの差分が変わってくる。
ハーレムなどの過激なシーンはない。
【おすすめのポイント】
出会いから付き合って、セックスするまでの過程が自然に描かれており、そのヒロインを攻略している感覚が強く味わえる。
声をかけなければ基本的に何の絡みもないのも現実的であり、異様に女の子にモテるというエロゲー特有の不自然さが薄い。
この点を考慮しシナリオはB+としている。
エロについて、ただでさえ各ヒロイン7シーン以上と多いのに、無料のアペンドまである。
また、女教師が2人も攻略できるのも稀有なポイントだろう。
ただし、次作の『LOVELY×CATION2』では女教師枠が消滅し、学生ヒロインだけになってしまったので、一概に長所ともいえないが。
コンセプトは2と変わらないし、学生ヒロインのキャラデザインは2の方がいいと思う。
したがって、女教師をゼロから攻略していく過程を楽しみたい人におすすめできる作品といえる。
エロ編3位:LOVELY×CATION2(hibiki works)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | C+ | B+ |
【基本情報】
タイトル | LOVELY×CATION2 |
ブランド | hibiki works |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
LOVELY×CATIONシリーズ第二弾。
前作同様典型的ないちゃラブゲー。
両親の転勤に伴い一人暮らしになった主人公が彼女を作るため奮闘する。
【注意点】
前作と同様に、多すぎる選択項目が面倒。
また、ハーレムなどの過激なシーンはない。
【おすすめのポイント】
前作と同様に、ヒロインと付き合うまでの過程が自然なので攻略している感覚が味わえる。
前作と比べてヒロインが減っている分、1ヒロイン当たりのシーン数が9~11シーンと増えており、合計シーン数は前作を上回る。
前作同様に無料のアペンドもありさらにHシーンは増える。
ヒロインのキャラデザインは前作よりもきれいなので、女教師ヒロインに興味のない人にはこちらがおすすめ。
学園もので、出会うところから自然にヒロインを攻略したい人におすすめの作品。
エロ編2位:こいなか −小田舎で初恋×中出しセクシャルライフ−(eRONDO)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B- | B+ |
【基本情報】
タイトル | こいなか −小田舎で初恋×中出しセクシャルライフ− |
ブランド | eRONDO |
通常価格 | 6,946円 |
【概要】
家の血筋を残すため、主人公は許嫁や幼なじみであるヒロインたちとひたすら子作りに励むラブコメエロゲー。
【注意点】
メインの舞とみお以外はHシーンが少ない。
また、舞とみおはHシーンは多いものの、愛撫するだけといったシーンも多く、中途半端に感じる。
さらに、舞とみおについてHシーンでプレイを選択するというゲーム性があるが、あまり意味を感じない。
シナリオについて、特定のキャラとは必須でHシーンがあるため、合わない人には合わない可能性がある。
【おすすめのポイント】
シナリオゲー・キャラゲーとしての要素もあるので、Hシーン以外もそこそこ楽しめる。
許嫁の舞がいるにもかかわらず、シナリオでは全ヒロインの個別エンドがある。
舞とみおについては、アナル、放尿(みおのみ)、ボテ腹といった過激なシーンがあり、ハーレムについては全ヒロインにある。
舞とみおについては挿入しないシーンが多いとはいえ、10シーン以上あるので量は十分といえる。
また、最もシーン数の少ないヒロインでも5シーンはあるので、舞とみお以外も使える。
絵柄がきれいでかわいらしく、シーン数も多いので実用性はかなり高い。
一般アニメ調の絵で過激な内容のHシーンを楽しみたい人におすすめ。
特に、舞とみおのキャラデザインが気に入った人は満足できるはず。
エロ編1位:狙われた女神天使エンゼルティアー 〜守った人間達に裏切られて〜(SYRUP many milk)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B | B- | A+ |
【基本情報】
タイトル | 狙われた女神天使エンゼルティアー 〜守った人間達に裏切られて〜 |
ブランド | SYRUP many milk |
通常価格 | 8,127円 |
【概要】
フルプライスの変身ヒロインもの。
ヒロイン3人があらゆるシチュエーションでひたすら凌辱される。
和姦は一切なし。
【注意点】
和姦は一切なし、全シーン凌辱でありヒロインは終始嫌がり続ける。
快楽堕ちもない。
凌辱が苦手な人には向かない。
凄まじいシーン数を誇るが、ハーレムはない。
竿役がCG中に描かれていることが多いので、不快に思う可能性がある。
【おすすめのポイント】
フルプライス作品なのでシナリオもある程度しっかり作られており、ロープライスのゲームとは一線を画する。
圧巻なのはシーン数。
メインの優理は60シーン以上。
サブヒロインの2人も30シーン近くある。
さらに、差分数も多く、ギャラリーには差分数は表示されないが、平均して20程度はあると思われる。
ありとあらゆる体位やシチュエーションが網羅されているため、ヒロインのキャラデザインが気に入れば間違いなく使えるシーンがある。
凌辱についても輪姦だけでなく、一対一の構図もあるため、輪姦が苦手な人も問題ない。
フルプライスとはいえ、ここまでの物量を誇るゲームは他に知らないので、知名度を考えるとあまりに過小評価されている。
凌辱が好きな人には自信を持っておすすめできる。
特に、優理(エンゼルティアー)のキャラデザインが気に入ればおかずとしての使用回数は激増するだろう。
3.ゲーム編11選
RPGやSLGといったゲーム性のあるゲームを紹介。
ゲーム編11位:ランス01 光をもとめて(アリスソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B+ | B | D | A- |
【基本情報】
タイトル | ランス01 光をもとめて |
ブランド | アリスソフト |
通常価格 | 5,029円 |
【概要】
ランスシリーズの第一作目であり、アリスソフトのデビュー作でもある『Rance -光をもとめて-』が魚介先生の絵でリメイク。シンプルだが独特なRPG。
冒険者であるランスは行方不明になった少女の捜索を依頼される
しかし、調査が進むうちに国家レベルの陰謀と対峙することに。
【注意点】
ボイスがない、これが致命的すぎる。
したがって、エロも使えないと思った方がいい。
細かいことを言うと、立ち絵に差分もない。
キャラクターの表情はいつも同じ。
総じて、臨場感が希薄といえる。
ただし、絵は魚介先生なのでクオリティは高い。
ゲーム部分についてもクセがあり、人を選ぶ。
探索パートはコマンド総当たり的なところがあるので好き嫌いが分かれるだろう。
戦闘パートも独特であり慣れないとすぐGAMEOVERになる。
【おすすめのポイント】
デビュー作ということで、壮大なスケールを誇るランスシリーズにしては、ゲーム内の世界観が狭い。
プレイヤーの行動範囲は基本的にリーザス王国の城下町に限定される。
だからこそ、『ランス01』は独特の面白さを持っているのだ。
本作のランスは冒険者というよりは探偵のような立ち回りをする。
シナリオの進行に伴い事件の真相が明らかになっていく様はちょっとしたミステリーを読んでいるような気分になれる。
探索パートもミステリーのような面白さがある。
RPGメインのゲームが多いランスシリーズの中ではかなり異色と言えるだろう。
ボイスがないことと一般受けしなさそうなので順位を下げているが、ゲーム部分はランスシリーズで一番面白いと思っている。
一風変わったミステリー調のRPGをやってみたい人にはぜひプレイしてみてほしい作品。
ゲーム編10位:超昂閃忍ハルカ(アリスソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B- | B | B+ | B- |
【基本情報】
タイトル | 超昂閃忍ハルカ |
ブランド | アリスソフト |
通常価格 | 2,530円 |
【概要】
変身ヒロインもの。
主人公はノロイ党と戦う忍者集団「上弦衆」の頭領。
閃忍であるヒロインとエッチすることで、敵と戦う力を与えることができる。
【注意点】
独特なゲームシステムなので、慣れるまで何をすればいいのか分かりにくい。
ゲーム部分については人を選ぶ。
フルボイスではない。
ただし、Hシーンについてはボイスがあるのであまり気にならないだろう。
【おすすめのポイント】
ゲームについて、各ヒロインごとにルートが分岐するため周回要素がある。
ルートだけではなく、敵キャラクターも変わる。
最大の売りは、メインヒロインであるハルカのHシーンが豊富な事だろう。
和姦に凌辱に圧倒的なボリュームがある。
まさに「勝ってもH。負けてもH。」のキャッチフレーズ通り。
かといって、サブヒロインのナリカとスバルについても軽く10シーンを超えるので、ハルカだけのゲームではない。
古い作品ではあるが、ハルカ、ナリカ、スバルのキャラデザインが気に入ればおかずとしての実用度は約束されていると言っていい。
ゲーム編9位:ギルドマスター(アストロノーツ・シリウス)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B- | B- | A | B |
【基本情報】
タイトル | ギルドマスター |
ブランド | アストロノーツ・シリウス |
通常価格 | 9,961円 |
【概要】
ダンジョン探索RPG。
経営が傾く所属ギルドを再興するため、主人公自身がギルドのマスターとなる。
冒険者であるヒロインを雇入れ、様々なクエストをこなしていく。
【注意点】
発売当初バグだらけだったこともあり、修正パッチが出尽くした後でも操作性は悪い。
任意にキャラクターを仲間にするというゲームの性質上、キャラ同士の掛け合いはほとんどなく、キャラゲー要素は薄い。
アストロノーツ・シリウスの作品の中ではHシーンのボリュームが薄い。
ハーレムがなく、凌辱シーンも少ない。
【おすすめのポイント】
バグだらけで発売したことからあらゆるレビューで酷評されているが、実はゲーム部分はそこまで悪くない。
むしろ、戦闘シーンで動くキャラクターなど、同ブランドのRPGの中では力が入っていたくらいだ。
こだわりすぎた結果、ブランドのキャパシティーを超えてしまったものと思われる。
バグが修正されている現在ではエロゲーのRPGとしてそこまで悪くはない。
何よりもおすすめしたいのは、M&M先生史上最も美しいキャラクターデザインだ。
アドリア、ロクサーヌの金髪コンビは屈指の美しさだと思っている。
だからこそ、ゲーム部分の粗さやHシーンの不足が悔やまれるのだが。
和姦であれば使いやすいHシーンが多いので、ヒロインのデザインが気に入った人には普通におすすめできる。
バグに引きずられたレビューだけで判断してはいけない。
ゲーム編8位:最終痴漢電車3(アトリエかぐや)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B | B+ | A | C+ |
【基本情報】
タイトル | 最終痴漢電車3 |
ブランド | アトリエかぐや |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
痴漢対策組織である鉄道警備隊レイヴンによって制圧された都市において、凄腕の痴漢である主人公が、その指技でヒロインたちを堕としていく。
【注意点】
鉄道網を回り痴漢するという独特のゲームシステムは人を選ぶ。
最終痴漢電車という輪姦はあるものの、ヒロインが快楽堕ちしているため凌辱要素は皆無と言っていい。
M&M先生の作品の中ではめずらしい。
凌辱好きには物足りないだろう。
ただし、Hシーンそのものはかなり多いのでボリュームは十分。
【おすすめのポイント】
エロだけのゲームかと思いきや、ヒロインの個別ルートをはじめ、シナリオは作りこまれている。
登場人物も比較的多く、キャラゲーとしてもそこそこ楽しめる。
痴漢ものとはいえ、メインは痴漢パート終了後のアドベンチャー部分といえる。
最大のおすすめポイントはやはりHシーンになる。
業界トップクラスの絵の美しさに加えて、豊富なHシーンがあり、おかずとしての実用性は抜群に高い。
痴漢ものである点にはこだわらず、ヒロインのキャラデザインが気に入ったのならおすすめできる。
ゲーム編7位:デモニオン〜魔王の地下要塞〜(アストロノーツ・シリウス)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B | B | B+ | B+ |
【基本情報】
タイトル | デモニオン〜魔王の地下要塞〜 |
ブランド | アストロノーツ・シリウス |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
迷宮防衛SLG。
主人公は地下迷宮で復活した魔王アスタロス。
再び魔王を討伐すべく、ヒロインをはじめとする冒険者が迷宮に攻め込んでくる。
【注意点】
防衛型のシミュレーションゲームに慣れていない人だと、ゲーム開始時に何度もGAMEOVERになる。
ゲームシステムに慣れるまでのハードルがやや高いと言える。
アストロノーツ・シリウスのファンタジー作品の中で凌辱・輪姦シーンはかなりマイルド。
主人公がヒロインを凌辱する側だからかもしれない。
結局ヒロインはみんな仲間になるので主人公による凌辱もそんなに激しいものではない。
【おすすめのポイント】
ゲームは適度な難易度であり、やりこみ要素や周回要素があるので、はまるとけっこう楽しめる。
ゲームには防衛パートと侵攻パートの2つがあるが、侵攻パートはおまけのようなものなので、防衛パートがメインと考えていい。
アストロノーツ・シリウスのデビュー作だけあって気合を入れて作られおり、ヒロインの人数とHシーンは大ボリューム。
M&M先生の絵の美しさもあり、おかずとしての実用性も高い。
防衛SLGとHシーンの両方を楽しみたい人におすすめ。
なお、『デモニオン』には後継作品にあたる『デモニオンII』がある。
世界観はつながっているが、そこまで強い関連はないのでどちらからプレイしても問題はない。
『デモニオンII』はボリュームはすごいものの、ゲーム性が無駄に複雑になっており、ゲーム部分の楽しさが大きく後退している。
『デモニオン』の方がおすすめできる。
エロ目当てであればヒロインのキャラデザインで選べばいいだろう。
ゲーム編6位:創神のアルスマグナ(ninetail)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B+ | B+ | B | B+ |
【基本情報】
タイトル | 創神のアルスマグナ |
ブランド | ninetail |
通常価格 | 10,780円 |
【概要】
王道のRPG。
錬金術師を志す主人公が、錬金術師の養成機関である学院に入学し仲間たちと出会う。
錬金術の力で世界が塵灰により侵食されることを防ごうとする。
【注意点】
ゲーム部分はややチープな印象を受ける。
それでいて、パーティのキャラ、武器、技、アイテム、創神の数が多いため、煩雑に感じるところがある。
ゲーム性ついては好き嫌いが分かれるだろう。
【おすすめのポイント】
シナリオは王道的にまとめられており、登場人物数が多いため、アドベンチャー部分も普通に楽しめる。
シナリオについて特筆すべきはカオスルートの存在だろう。
当然主人公は正義の側なのだが、選択肢によって悪に堕ちてしまう。
ダークヒーローレベルの作品は多数あるが、純粋な悪役として振る舞う作品は少ない。
カオスルートについては巷でも賛否が分かれている。
Hシーンについても、絵はきれいであり、ハーレム、凌辱、アナル、放尿などバリエーション豊富で一定のシーン数が確保されている。
シナリオ、キャラ、エロ、ゲームの全てがハイレベルにまとまっている作品であり、特に、正義を蹂躙する悪の心理を体感してみたい人はぜひプレイしてみてほしい。
ゲーム編5位:ランス03 リーザス陥落(アリスソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B+ | A | B- | A- |
【基本情報】
タイトル | ランス03 リーザス陥落 |
ブランド | アリスソフト |
通常価格 | 7,480円 |
【概要】
リメイクされたランスシリーズの第三作目、パーティーバトルRPG。
王都が陥落したリーザスだったが、一人の忍者・見当かなみが逃げ延びランスに助けを求める。
かなみの体を条件にランスは王女リアの救出を約束する。
【注意点】
ランスシリーズに共通の欠点として、ヒロイン数が多すぎて各ヒロインのシーン数が少ない。
複数シーンあるヒロインもいるが、基本的に1ヒロイン1CGしかない。
絵がきれいなのにおかずとして使いにくくなってしまっている。
『ランス01』と同様に立ち絵に差分がない。
登場人物の表情に一切変化がないのは寂しい。
【おすすめのポイント】
ランスシリーズで唯一ボイスがある。しかもアリスソフトなのにフルボイス。
ボイスのなかった『ランス01』よりもはるかに素晴らしい出来になっている。
シナリオは、陥落したリーザスを奪還するためヘルマン帝国と戦うという王道的な内容。
ランスシリーズらしく登場人物は多いので、キャラゲーとしても楽しめる。
ゲームについても味方キャラクターでパーティを組むオーソドックスなRPG。
やりこみ要素はないが、適度な難易度なので万人受けする内容と言っていい。
Hシーンについては、シィル、かなみなどの特定のヒロイン以外1CGしかないという点を乗り越えられるかがポイントになる。
ランスシリーズの中ではボイスがあり、万人受けする内容ということで一番おすすめできる。
「『ランス01』『ランス02』をやってからでなくていいのか?」という疑問を持つ人もいるだろう。
私は3作品ともやっており、03→01→02の順番でプレイした。
結論を言うと、『ランス01』→『ランス03』の順番でやるのが理想的、となる。
なぜかというと、03で01の真相が分かってしまうシーンがあるので、先に03をプレイしてしまうと01の面白さが半減してしまうからだ。
しかし、ゲーム編11位で『ランス01』を紹介した通り、ゲーム性は人を選ぶところがある。
01が合わない人は03のみプレイしても全く問題ない。
『ランス02』はやや特殊で、『アリス2010』というパッケージ商品に含まれている。
『アリス2010』はプレミア価格がついている上に、ゲームシステムも古いので無理してプレイする必要はないと思う。
02は01と03を先にやっていてもシナリオ上の不都合もほとんどない。
01と03をプレイした後に気になればプレイしてみればいいだろう。
ちなみに、『ランス02』の原作『Rance2-反逆の少女たち-』はアリスソフトの著作権ガイドラインにおいて配布フリー宣言がなされており、無料で遊ぶことができる。ただし、配布はアリスソフトが行っているわけではないことに注意。
私も試しに起動してみたが、さすがに古すぎるのであまりおすすめはできない。
ゲーム編4位:ダンジョン オブ レガリアス 〜背徳の都イシュガリア〜(アストロノーツ・シリウス)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B+ | B+ | B | A |
【基本情報】
タイトル | ダンジョン オブ レガリアス 〜背徳の都イシュガリア〜 |
ブランド | アストロノーツ・シリウス |
通常価格 | 7,945円 |
【概要】
ダンジョン探索RPG。
欲望の都イシュガリアの地下にはかつての空中都市が眠っていた。
主人公は自分の過去を求めてヒロインたちとともに迷宮の最深部を目指す。
【注意点】
これといった欠点のない作品。
強いて言えば、M&M先生の画風が他の作品と比べて少し独特。
【おすすめのポイント】
シナリオ、キャラが良く、エロゲーのRPGの中では普通に楽しめる作品。
アストロノーツ・シリウスのRPGの中では一番出来がいい。
RPGらしくシナリオは一本道だが、ボリュームがある。
タイトルに「背徳の都」とあるように、欲望渦巻く巨大都市イシュガリアはさまざまな地域を有している。
巨大な城や繁栄している中心街がある反面、治安の悪い歓楽街やスラムもあり、さらにRPG部分でダンジョンとなる地下遺跡、すなわち、かつて栄華を極めた空中都市ウィンダルなど、壮大なサスペンスのような舞台設定になっている。
一本道とはいえ各ヒロインに関連したイベントも豊富でさまざまなシナリオが用意されている。
キャラクターにも力が入っている。
ヒロイン数は余裕の二けた。
公式サイトではキャラクターとしてヒロインしか紹介されていないが、多数のサブキャラクターが登場し、男キャラにもしっかりボイスがついている。
並みのシナリオゲーよりもはるかに充実していると言っていい。
ゲーム部分も細かく作りこまれている。
特に、全キャラクターに固有の装備品があり、その数も多い。
スキルやアイテムも豊富で、プレイヤーの戦略によってゲームの進行も変わってくる。
とはいえ、難易度設定もあるので、RPGが苦手な人や、好きなキャラクターだけ使っていたいという人も問題なくプレイできる。
BGMもすごい。
例えば通常戦闘曲だけでも、ストーリーの進行に合わせて3曲も用意されている。
一般作でもあまりないだろう。
Hシーンはアストロノーツ・シリウスなので、ヒロイン数・シーン数も多く、ハーレム、凌辱、アナルとしっかり揃ってる。
絵が気に入れば普通に使える。
エロも悪くないが、シナリオやゲーム部分を中心に面白いゲームをやりたい人におすすめできる。
ゲーム編3位:カオスドミナス(アストロノーツ・シリウス)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B | B+ | S | B |
【基本情報】
タイトル | カオスドミナス |
ブランド | アストロノーツ・シリウス |
通常価格 | 9,961円 |
【概要】
ダークなファンタジーRPG。
5人の魔女とそれを統べる大悪魔に支配されたレグルス島。
悪魔狩りを生業とする主人公はある目的を持ってレグルス島に足を踏み入れる。
【注意点】
RPGとしてはかなり簡略化されてしまっている。
ゲーム部分はおまけと考えた方がいいかもしれない。
RPGを目当てにプレイするのはあまりおすすめできない。
個人的には、適度に遊べたので不満はなかった。
エロについて、ヒロイン数は多いがヒロインによってはHシーンが少ない。
【おすすめのポイント】
とにかくヒロインのキャラデザインが良く、Hシーンの実用度は私がプレイした全エロゲの中でNo.1。
金髪褐色でお嬢様のロレッタや、意外と少ない純粋な黒髪ショートのトモエのデザインが良かった。
※黒髪ショート自体はウルスラグナやギルドマスターにもいるが、褐色などの設定が入っている。
凌辱シーンが充実しているのも『カオスドミナス』の特徴の一つ。
もっとも、凌辱は回避可能だし、和姦シーンも多いので苦手な人にも問題ない。
シナリオは島の解放という王道的な内容でしっかりと作られており、エロを阻害しないレベルで十分楽しめる。
ゲームは同ブランドの『ダンジョン オブ レガリアス』と比較してしまうとかなりあっさりしたものになっている。
装備は全キャラ共通、ダンジョンもシンプル。
ただし、シナリオの進行がスムーズに進むという点では悪くないし、お気に入りのキャラを使ってプレイするという点ではそれなりに楽しめる。
本作はとにかくファンタジーで抜ける作品を探している人に断トツでおすすめできる。
学園ものの『聖エステラ学院の七人の魔女』、ファンタジーの『カオスドミナス』という感じ。
ちなみに、学園ものであれば次に紹介する『ウルスラグナ』も実用性は高い。
ゲーム編2位:ウルスラグナ 〜征戦のデュエリスト〜(アストロノーツ・シリウス)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B+ | A- | A+ | B+ |
【基本情報】
タイトル | ウルスラグナ 〜征戦のデュエリスト〜 |
ブランド | アストロノーツ・シリウス |
通常価格 | 7,436円 |
【概要】
「ウルスラグナ」と呼ばれるトレーディングカードゲームを主題とするRPG。
主人公は父の仇を討つため、ウルスラグナの名門・刻陵学園に入学する。
【注意点】
学園ものでありながらハーレム形式であり、シナリオは一本道。
各ヒロインの個別エピソードをメインストーリーの途中に無理矢理入れ込んでおり、シナリオとしてはかなり違和感がある。
主人公にクセがある。
主人公は学園生で新入生であるにもかかわらず、先輩ヒロインを相手にハーレムを作ってしまう。
セックス経験がやたら豊富でおっさんみたいなところがある。
もっとも、主人公についてウルスラグナの強さから好意的な意見が多い。
凌辱ついて、凌辱シーンのないヒロインがけっこういる。
【おすすめのポイント】
シナリオはウルスラグナの実力者と勝負していくのと並行してメーアと呼ばれる謎の異世界の探索を行うというものであり、ボリュームが多く読みごたえがある。
キャラゲー要素も強く、シナリオの進行とともに、新しいキャラクターが次々と登場してくるので、シナリオの面白さと相まって続きの気になる展開が続く。
ヒロイン数も多いが、サブキャラクターも多く、男キャラにもボイスがある。
ゲームについて、カードゲームの体裁をとってはいるが、各カードにレベルがあるので実質的にはRPGといえる。
プレイヤー側が確定先行であり、相手の判断(AI)があまりにひどいのでそこまで深い内容ではない。
ただし、適当にプレイするとボスキャラに敗北することがあるので簡単なわけでもない。
好きなカードを使うという楽しみ方もできる。
私の場合、キャラクター的にも強さ的にもサティスが好きだったので、仲間になってからはずっと固定で使っていた。
Hシーンはアストロノーツ・シリウスなので、ハーレム、凌辱、アナルと完備されている。
ただし、注意点で指摘した通り、凌辱のないキャラクターが半数近くいる。
凌辱を期待している人はがっかりする可能性も。
カードゲーム式RPGが気に入れば、アストロノーツ・シリウスの作品の中で最もバランスのいいハイレベルな作品と言える。迷ったら『ウルスラグナ』を選んでおけば間違いはないだろう。
ゲーム編1位:ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう(アリスソフト)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B | A | A | A+ |
【基本情報】
タイトル | ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう |
ブランド | アリスソフト |
通常価格 | 7,920円 |
【概要】
主人公は、街を支配する巨大企業・亜総義重工に抗うクランの一員。
しかし、敵と戦うには資金が必要となる。
女の子を攫って、ハルウリさせてお金を稼ぐ、ハルウラレ系RPG。
【注意点】
シナリオにまとまりのないところがある。
絵柄と違って内容はかわいらしいものではない。
ハルウリというシステムに嫌悪感を覚える人もいるかもしれない。
もっとも、慣れればどうということもない。
サブヒロインのHシーンが少ない。
【おすすめのポイント】
とにかくシナリオ・キャラ・エロ・ゲームの全てがハイレベルにまとまっている作品。
キャラクター数は多くフルボイス。
ヒロインもいいが、品須やムラサキといったサブキャラクターもいい味を出しており、キャラゲーとしても楽しめる。
ゲーム部分については戦闘パートのヒトカリと資金稼ぎのハルウリから成っている。
特に秀逸なのはヒトカリ。
キャラクターがアニメーションで動くので、エロゲとは思えないクオリティを誇っている。
また、難易度が絶妙で、初心者から上級者まで幅広く楽しめる。
ゲームが苦手でもレベルを上げていけばゴリ押しでどうにかなる。
他方、やりこみ要素があるため上級者にもおすすめできる。
『ドーナドーナ』の一番のポイントは、魚介先生の作品の中で1ヒロインあたりのシーン数が多い唯一の作品ということだろう。
魚介先生の作品は『ドーナドーナ』以外だとすでに紹介している『ランス01』と『ランス03』しかない。
ランスシリーズについてはヒロイン数が多すぎて1ヒロインあたりのシーン数が少ないという問題があった。
01にはボイスもない。
『ドーナドーナ』はメイン6人については9シーン以上あるため、十分な量がある。
しかも、6人全員しっかり凌辱も複数シーンある。
魚介絵のエロを楽しみたければ『ドーナドーナ』しかない状況なのだ。
魚介絵のエロとバランスのいいゲーム部分が秀逸であり、ゲーム性のあるゲームが好きな人は必ずプレイしてほしい名作。
4.ミステリー編6選
ミステリーに分類されるゲームの中でも、プレイヤーが自ら推理を行うゲーム性の高いものを選んでいる。
通常のアドベンチャー形式のゲームに比べて内容は複雑なものばかりだが、ミステリー好きにはどうということもないだろう。
まさに謎解きが大好きな人のためのゲームだ。
ミステリー編6位:遺作(elf)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B | B | C | A- |
【基本情報】
タイトル | 遺作 |
ブランド | elf |
通常価格 | 1,980円 |
【概要】
夏休みの登校日、主人公や友人、担任の教師が手紙で旧校舎に呼び出される。
いたずらかと思いきや、旧校舎に閉じ込められることに。
主人公は遺作の仕掛けた罠を見破り、旧校舎からの脱出を試みる。
【注意点】
他の伊頭家シリーズである『臭作』『鬼作』と違って主人公は遺作ではない。
Windows10対応版ではあるが、古い作品であるため、画面が小さく、システム周りはややプレイしにくい。
Hシーンは全て遺作による凌辱となる。
ただし、プレイヤーの推理次第で回避可能であり、発生したとしても見るかどうかの判断もできる。
シーン数・CG数ともに少ないので、実用性はほとんどない。
【おすすめのポイント】
旧校舎の5階から順に階下に向かって脱出を試みていく。
コマンド総当たり的なところもあるが、プレイヤーの観察力や推理が試されるため、ゲーム性の強いミステリーと言っていい。
基本的には一本道のシナリオであるものの、プレイヤーの判断により細かく分岐する。
特に、ヒロインを守れるかどうかで結末が変わってくるのでプレイヤーとして頑張りがいがある。
夜間の旧校舎は不気味な雰囲気を醸し出しており、不穏なBGMと相まってホラーとしても楽しめる。
夜一人でプレイしているとけっこう怖いのではないだろうか。
一見ボリュームがなさそうだが周回要素が強く、初見でのTrueENDは難しいので、何週かすることになる。
完全攻略を目指す場合は20時間では終わらないだろう。
プレイヤーの行動による状況に応じてテキストは多様に変化するため、周回でもスキップしてばかりということにはならない。
数こそ少ないがBGMも耳に残るものが多い。
タイトルの音楽と旧校舎の中で流れる音楽は印象深く、Hシーンでの音楽はなぜか無駄にかっこいい。
値段も安いので、頭を使う推理と不気味な旧校舎での恐怖を気軽に体感したい人におすすめ。
ミステリー編5位:バタフライシーカー(シルキーズプラス A5和牛)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B+ | B | C+ | B+ |
【基本情報】
タイトル | バタフライシーカー |
ブランド | シルキーズプラス A5和牛 |
通常価格 | 7,537円 |
【概要】
市立白織学園の昆虫美食部、通称「ムシクイ」は特殊能力を持つ学生で構成された捜査ユニット。
主人公は死の遠因を視る能力「バタフライ・シーカー」の持ち主。
ムシクイが白織市で発生するさまざまな殺人事件を解決していく。
【注意点】
ルートごとにBADENDがあるのだが、推理の成否と分岐は全く関係ない。
途中で出てくる微妙な選択肢で分岐が決まってしまう。
推理パートについては正解を選ぶまでやり直しさせられるので周回要素はない。
【おすすめのポイント】
北国の都会というミステリー向きの世界観が秀逸。
シナリオはていねいに作られており、推理部分に大きな破綻は見られない。
かわいらしい絵柄に反し、エグいシーンは普通にエグいので本格的なミステリーを楽しめる。
推理と分岐が連動せず、どちらともとれる中途半端な選択肢で運命が決まってしまう。
おそらく制作陣としてはBADENDも見てほしかったのだろう。
残酷なシーンが好きな人にはBADENDも一見の価値がある。
意図的に選ぶのは難しいが、BADEND→TrueEndの順にプレイした方が最大限シナリオを楽しめるとは思う。
実はBGMも優れている。
曲調は穏やかなものが多いが、意外と耳に残る曲が多く、明るい雰囲気から不穏さ、恐怖、ヒロイン専用曲など世界観を非常に上手く演出している。
全体的に良くまとまった作品であり、難易度も易しいので、シナリオ中心のミステリーをプレイしたい人におすすめ。
【セット購入もおすすめ】
ミステリー編4位:殻ノ少女(Innocent Grey)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B+ | B+ | D | A |
【基本情報】
タイトル | 殻ノ少女 |
ブランド | Innocent Grey |
通常価格 | 7,800円 |
【概要】
昭和三十一年三月、私立探偵の主人公は三つの依頼を受ける。
殺人事件の捜査、行方不明の女学生の捜索、ヒロインの出自の解明。
無関係と思われた依頼は複雑に絡み合い事件は凄惨さを増していく。
【注意点】
イノグレ作品の大半に言えることだが、推理の成否とキャラクターの生死にあまり関係がない。
推理の頑張りがいがないということ。
HD版でもHシーンは全く使えない。
※『カルタグラ 〜ツキ狂イノ病〜 《REBIRTH FHD SIZE EDITION》』について
『殻ノ少女』の前作にあたる、『カルタグラ』の新版が2023年4月28日に発売されることになった。
『殻ノ少女』には『カルタグラ』のキャラクターが一部登場する。
『殻ノ少女』の中に『カルタグラ』についての核心的なネタバレはないので『殻ノ少女』から始めてもそれほど問題はないだろう。
ただし、『殻ノ少女』において、『カルタグラ』で死亡するキャラクターの名前が挙がるシーンがある。
『カルタグラ』で死亡するキャラクターの一部を知りたくない人は先に『カルタグラ』をやった方が無難ではある。
逆に、『殻ノ少女』に登場するということは『カルタグラ』で死亡しないということでもある。
『カルタグラ』は純粋なアドベンチャーであり、ゲーム性と呼べるものは選択肢しかない。
また、これまでは古いパッケージ版しかなかったためプレイのハードルが高かった。
そこで、推理ゲームとしてゲーム性が高く、ダウンロード版のある『殻ノ少女』をおすすめすることにした。
ちなみに、シナリオは『殻ノ少女』よりも『カルタグラ』の方がオリジナリティが高い。
私が評価をつけるとすればAになる。
シナリオゲーとして十分おすすめできる。
【おすすめのポイント】
自分がプレイした全てのエロゲーの中で一番残虐だと思った作品。
イノグレ作品をやろうと思う人の中にはいないと思うが、エグいシーンが苦手な人は避けた方がいいだろう。
とにかく美少女が殺される。あまりにも殺されまくるので、日本の少子高齢化はイノグレのせいなんじゃないかと思うぐらいだ。
登場人物も多く、続編が2つあるので、キャラゲーとして長く楽しむこともできる。
ゲーム性についてはまさに推理ゲームという感じで、選択肢のみならず、移動パート、探索パート、情報をまとめた手帳、などがあり、かなり本格的。
もっとも、推理についてはあまり難しくない。
推理は難しくないが、分岐やシーン回収については激難といえる。
後述する同ブランドの『クロウカシス』といい勝負だろう。
犯人とか殺された女の子とかどうでも良くなるくらい難しいので、ある程度プレイしたら攻略を見た方がいいだろう。
私などは攻略を見ても、攻略そのものの意味が分からなかったくらいだ。
残虐なミステリーをプレイしたい人には一押しの作品。
ミステリー編3位:時計仕掛けのレイライン-黄昏時の境界線-(UNiSONSHIFT:Blossom)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
A- | B+ | C+ | B+ |
【基本情報】
タイトル | 時計仕掛けのレイライン-黄昏時の境界線- |
ブランド | UNiSONSHIFT:Blossom |
通常価格 | 6,050円 |
【概要】
山奥にある全寮制の学園・天秤瑠璃学園には魔術が生きていた。
主人公は、入学初日に石像を壊してしまい、代償として特殊事案調査分室で働くことに。
学園で起こる魔術的なトラブルを解決していく。
【注意点】
どのヒロインが好みかにもよるが、一作目である本作はエロがあまり使えない。
二作目以降の方が実用性はあると思う。
推理について、選択肢の直後に憂緒が答えを言ってしまうので、周回要素はないと思った方がいい。
【おすすめのポイント】
エロゲのミステリーはシナリオの作りが粗いものが多い。
そんな中でも、『時計仕掛けのレイライン』シリーズは、ファンタジーという以外にこれといったツッコミどころがないほど推理部分のシナリオが緻密に作られている。
今回紹介するミステリーの中では唯一人が死ぬような悲劇的な場面のないゲームだが、ミステリーとしての完成度は一番高い。
ゲーム性は選択肢だけのシンプルなものゆえに、推理力・論理的思考能力が試される。
ゲームの最後に選んだ選択肢の正誤の数でリトちゃんから推理力を評価される。
褒めてもらったり、ご褒美をもらえたりするので頑張ってみよう。
一作目のみの評価であるためシナリオをA-としているが、シリーズ三作品の評価ならA+をつけてもいいと思っている。
また、作品が進むごとに登場人物も増えていくのでキャラゲーとしても楽しめる。
整合性の高いしっかりしたミステリーを楽しみたい人だけでなく、学園ものファンタジーのシナリオゲーをやりたい人にも幅広くおすすめできる名作。
【セット購入もおすすめ】
ミステリー編2位:桜花裁き(IRODORI)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
A | A | C+ | A |
【基本情報】
タイトル | 桜花裁き |
ブランド | IRODORI |
通常価格 | 7,945円 |
【概要】
新米奉行として着任した主人公はさまざまな事件を担当する。
事件の調査を行い、真相を暴き、最後は奉行として真犯人を裁く。
【注意点】
エロがあまり使えない。
一部GAMEOVERになる場合もあるが、基本的に推理の成否でルートが分岐することもなく、周回要素もない。
【おすすめのポイント】
シナリオの基本は、街で起こった事件を奉行のメンバーみんなで協力して捜査し、解決するというシンプルなもの。
もっとも、話が進むにつれて主人公たちに関わる重大事件が進展していくため、序盤・中盤・終盤とどんどん盛り上がっていく。
登場人物も多く、魅力のあるサブキャラクターも多いためキャラゲーとして日常も楽しめる内容になっている。
また、進撰組(新選組ではない)と呼ばれる奉行の実力部隊も存在するため、バトルものとして戦闘シーンもある。
剣術の達人が多数登場するので、彼らの強さの序列も気になるポイントだ。
さらに、本編の事件解決がメインではあるものの、個別ルートも本編の内容を受けたものがあり、単なるヒロインとのいちゃいちゃを超えた内容になっている。
捜査・奉行パートからなる推理部分は適度な難易度になっており、初心者でも問題なくプレイできる。
各奉行パートごとに、推理の結果を評価されるので、上級者にとっても十分歯ごたえがあるだろう。
一般作でも販売されているだけの事はあり、シナリオ・キャラ・ゲーム性と極めてハイレベルにまとまっているミステリーエロゲの傑作といえる。
ミステリー編1位:クロウカシス 七憑キノ贄(Innocent Grey)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B+ | B+ | A | A |
【基本情報】
タイトル | クロウカシス 七憑キノ贄 |
ブランド | Innocent Grey |
通常価格 | 5,029円 |
【概要】
閉鎖空間で発生する事件を推理するクローズドサークルミステリー。
主人公とヒロインは民俗学の調査の一環で訪れた雪山で遭難する。
地元の名家に保護されるが、館の住人が殺されることに。
【注意点】
作業が多く、推理というよりコマンド総当たり的な要素が強い。
分岐が多すぎて、一部のシナリオ・テキストに違和感のあるところがある。
パッケージに描かれている七月詩音はメインではなくサブヒロインであることに注意。
Hシーンはあるものの、彼女目当てにプレイすると期待外れになる可能性がある。
管理人が一番好きなエロゲーであるため過大評価になっている・・・かもしれない。
ゲームそのものの問題ではないが、ダウンロード版はFANZAでの取り扱いがない。
DLsiteでダウンロード版が購入できるとはいえ、最大手での取り扱いがないのは痛いところだ。
ちなみに管理人は数年前、公式サイトが誘導しているSOFTストアなるサイトで購入した。
なぜだが知らないが今ではダウンロードができない。
「この接続ではプライバシーが保護されません」
と表示されてしまうのだ。
購入するならDLsiteをおすすめする。
私自身も何らかの原因で再インストールする必要が生じた場合はDLsiteで買い直すしかないと考えている。
【おすすめのポイント】
これまで紹介してきた5つの作品を含め、エロゲのミステリーはどういうわけか推理の成否でシナリオが分岐する作品はほとんどない。
だが『クロウカシス』は違う。
このゲームの最も優れているところは、プレイヤーの推理・判断によって運命が幾重にも分岐するところだ。
エンディング数も多く、極めて自由度の高いゲームと言える。
分岐によってHappyENDやBADEND、本格的なミステリーまで幅が広く、周回要素の強いゲームということになる。
イノグレ作品にはめずらしく、ヒロインが生存するところも大きい。
しかも、ヒロインの生存がプレイヤーの行動に委ねられているため、推理の頑張りがいがある。
そもそも、かわいい女の子にいい所を見せたいのが男という生き物なのだから、どんなミステリーエロゲだってかくあるべきなのだ。
にもかかわらず、私の知る限り、プレイヤーの推理でヒロインを救えるゲームはこの『クロウカシス』くらいしかない。
さらに、『クロウカシス』はイノグレ作品であるにもかかわらず、実用性が高い。
特に、メインヒロインである想子と紅緒のキャラデザインはエロゲ界屈指の美しさといえる。
さすがにイノグレ作品だからということで客観性を維持するためHシーンの評価は下げようと思った。
しかし、おかず使用回数が全エロゲの中でベスト5に入っていたためA評価にせざるを得なかった。
シーン・CG回収については、『殻ノ少女』以上の難易度を誇る。
推理はともかく、シーン・CG回収の難易度は私の知る全エロゲの中で断トツの1位だ。
ある程度プレイしたら攻略を見てしまった方がいいだろう。
推理が好きで、自分の判断の結果がシナリオに反映されるゲームをやりたい人にはこれしかないという作品。
イノグレさんには『カルタグラ』だけでなく『クロウカシス』もぜひリメイクしてもらいたい。
5.人を選ぶ要注意なエロゲー10選
要注意:車輪の国、向日葵の少女(あかべぇそふとつぅ)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B+ | C |
【基本情報】
タイトル | 車輪の国、向日葵の少女 |
ブランド | あかべぇそふとつぅ |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
罪を犯した者は更生のために義務を負わされる世界でのお話。
更生を担当するのは特別高等人と呼ばれる職業であり、主人公はその卵。
特別高等人の最終試験で主人公は義務を負わされた三人の少女と出会う。
【注意点】
シナリオに極端な偏りがある。
同じるーすぼーい先生の代表作である『G線上の魔王』が全編にわたって起伏が感じられたのに対し、『車輪の国、向日葵の少女』は大部分が平坦なシーンで構成されている。逆に言えば、部分的には極端に盛り上がるということ。
また、シナリオの偏りのせいでキャラクターの魅力が減殺されてしまっている。
決して面白くないわけではないが、あまりにも過大評価されている印象がある。
個人的には『G線上の魔王』の方がはるかにおすすめできる。
要注意:さくらの雲*スカアレットの恋(きゃべつそふと)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B | A- | C | E |
【基本情報】
タイトル | さくらの雲*スカアレットの恋 |
ブランド | きゃべつそふと |
通常価格 | 8,800円 |
【概要】
2020年に生きる主人公は、なぜか桜の木の下から100年前にタイムスリップしてしまう。
探偵事務所を営むヒロインに出会った主人公は、未来の知識を活かし事件を解決してく。
【注意点】
最近のゲームの中ではかなり高評価されているので、要注意作品扱いすると怒られてしまいそうだ。
このゲームが要注意である理由は、ジャンルを明確に「ミステリー」としている点にある。
ブランド公式のジャンルは「100年の時を超えるミステリイADV」だし、メインヒロインの所長はシャーロック・ホームズの恰好をして探偵事務所を経営している。
誰がどう考えたってミステリーだと思うだろう。
しかしである、『さくらの雲*スカアレットの恋』はゲーム性皆無なのだ。
推理や探索パートどころか、実質的には選択肢さえない。
一応選択肢自体はあるのだが、すぐに話が終わってしまったり、結局全部選ぶことになりテキストを読む順番が変わるだけだったりで、選択肢の意味がないのだ。
シナリオは完全に一本道と言える。
この記事ではミステリー編として6作品紹介したが、全てゲーム性がありプレイヤーを推理に参加させるものばかりだ。
自ら推理するつもりで『さくらの雲*スカアレットの恋』を始めるとがっかりすることになる。
私がそうだったように。
シナリオを受け身で読み続けるゲームであることを理解していれば決してつまらない作品ではない。
また、どちらかと言えば、シナリオよりもキャラクターメインのゲームだと思われる。
登場人物が多く、推理よりもキャラ同士の掛け合いが面白かった。
ゲームの性質を誤解していなければ良作と言える。
本作が主張しているミステリーというジャンルにこだわりすぎないようにしよう。
ちなみに、個人的には人気ナンバーワンの所長よりもメリッサの方が良かった。
要注意:素晴らしき日々 〜不連続存在〜(ケロQ)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B+ | D |
【基本情報】
タイトル | 素晴らしき日々 〜不連続存在〜 |
ブランド | ケロQ |
通常価格 | 7,980円 |
【概要】
5人の主人公の物語で構成される学園サイコサスペンス。
鬱屈を抱えた少年少女たちの行動が、やがて大きな事件へと発展していく。
【注意点】
シナリオゲーとしてあまりにも有名な作品だが、はっきり言って相当人を選ぶ。
まず、シナリオはかなりひねった内容であり総じて気分のいいものではない。
さらに、シナリオの構成もいまいちだ。
公式サイトにある通り、5人の主人公の章で構成されている。
基本的に同じ時間軸を主人公の視点を変えて繰り返すので、後半の章ほどボリュームが薄くなっていく。
同じ時間軸を繰り返している以上、2回目以降は省略できる部分をどんどん省略していくからだ。
ボリューム構成については、後半ほど厚い方がシナリオの盛り上がりを感じられるのだが。
また、すかぢ先生の哲学的な表現はかなり独特で読みにくいところがある。
忌憚なく言ってしまえば、これらの哲学的表現には学術的意味などなく、単なるレトリックだ。
「難解」ではなく「意味が分からない」という評価が正しい。
深く考えない方がいいだろう。
Hシーンもレズなどひねったシーンが多く、当然実用性などない。
とここまで、悪いことばかり書いてきたが、シナリオとキャラの評価をB+としている通り、面白くないわけではないのだ。
オリジナリティが高すぎて合わない人には合わない作品であるということ。
それにもかかわらず、あまりにも巷の評価が高すぎると感じている。
体験版の内容も本編とはあまり関係ないため、シナリオが自分に合うかどうかを購入前に確認できないという問題もある。
エロゲ界でもトップレベルにクセの強い人を選ぶ作品であることを覚悟した上でプレイしよう。
世間の評価の高さを鵜呑みにするとショックを受けかねない。
ちなみに私は合わなかった方だ。
要注意:『9-nine-』シリーズの2作目以降
シナリオ | キャラ | Hシーン |
A | B+ | B+ |
【基本情報】
タイトル | ・9-nine- そらいろそらうたそらのおと ・9-nine- はるいろはるこいはるのかぜ ・9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと |
ブランド | ぱれっと |
通常価格 | 各3,080円 |
【概要】
『9-nine-』シリーズの続編。
概要についてはシナリオ編37位の『9-nine- ここのつここのかここのいろ』を参照。
【注意点】
『9-nine-』シリーズはシナリオは面白く、エロも使えるのでおすすめの作品だ。
何が問題なのかというと、一作目の『9-nine- ここのつここのかここのいろ』の注意点で書いたように、4作品には順番があるため途中の作品からプレイするのはNGということだ。
それにもかかわらず、なぜか3作目や4作目だけ紹介しているサイトがあったりする。
もちろん、シナリオに興味はなくHシーンだけでいいという人もいるだろう。
順番を無視するのもその人の自由だ。
それでもプレイ前に順番のあるシリーズだということは理解しておこう。
シナリオ目当ての人はプレイ前の作品はOPムービーも見ない方がいい。
ネタバレが含まれているものがあるからだ。
【各作品のFANZAリンク】
要注意:SISTERS 〜夏の最後の日〜 Ultra Edition(ジェリーフィッシュ)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
C | C | B |
【基本情報】
タイトル | SISTERS 〜夏の最後の日〜 Ultra Edition |
ブランド | Jellyfish |
通常価格 | 7,124円 |
【概要】
アニメーションだけで構成されている稀有な作品。
主人公が、山あいの家に住む姉妹とその母に出会い、ともに生活することに。
【注意点】
アニメーション中心のめずらしいゲームであり、実用性は高いと言える。
ただし、いくつか注意点がある。
シナリオ目当ての人はあまりいないと思うが、シナリオは平坦で、とても面白いものではない。
はっきり言ってシナリオは無視してHシーンだけ楽しめばいいと思う。
操作性も恐ろしく悪い。
シナリオに興味がない人がスキップしようとしても、アニメーション部分はちょっと速くなるだけで全然進まない。
おまけにほとんど意味のない選択肢がわんさか出てくる。
シナリオ部分の進行にはかなり時間がかかることを覚悟しよう。
最大の問題は各ヒロインのHシーンの数だ。
母の秋子と姉の春香のシーンはそれぞれ1シーンしかない。
つまり、大半は妹の千夏のシーンということになる。
一応春香については千夏とのハーレムがある。
あまりにも千夏に偏りすぎているため秋子や春香の方が好きな人からすれば大いに不満のあるところだろう。
とはいえ、1シーンにつき通常のエロゲの3~4シーンくらいの分量がある。
秋子や春香目当てに購入しても十分使える。
シーンの偏りを事前に知っておくと不満を感じずに済むということ。
本当にエロゲを初めてプレイする人が本作からやると、エロゲを勘違いするだろう。
アニメーションのみで構成されているゲームは『SISTERS 〜夏の最後の日〜』くらいしかない。
例外中の例外的な作品であることは心に留めてプレイしてほしい。
要注意:euphoria(CLOCKUP)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B+ | B | C |
【基本情報】
タイトル | euphoria |
ブランド | CLOCKUP |
通常価格 | 4,180円 |
【概要】
目を覚ますと見知らぬ白い部屋にいた主人公とヒロインたち。
突如として、どこからか声が聞こえてきて、さまざまな性的命令を受けることになる。
【注意点】
サンプルCGを見ればわかる通り、Hシーンの大半はアブノーマルなものを命令してやらされるという特殊な内容になっている。かなり人を選ぶといっていい。
数は少ないが普通の和姦もあるにはある。
一番のポイントは『euphoria』は実はシナリオゲーだということだ。
普通のエロゲーは前半に共通ルートがあり、Hシーンは後半に集中しているものが多い。
『euphoria』は逆で、Hシーンは前半に集中しており、後半がシナリオゲーになっている。
非常にめずらしい構成で、サンプルCGや体験版だけでは作品の全容がわかりにくい。
サンプルCGや作品紹介文からHシーンだけのゲームだと思った人にはうれしい誤算だろう。
どちらかと言えば注意というより宣伝になってしまった。
『euphoria』がエロゲ界でも極端にクセのある作品であることは間違いない。
そのことを理解してプレイするのであれば、ダークなサスペンス、バイオレンス系の作品が好きな人に強くおすすめできる。
要注意:ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない(SEACOXX)
シナリオ | キャラ | Hシーン |
B- | B- | B- |
【基本情報】
タイトル | ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない |
ブランド | SEACOXX |
通常価格 | 1,980円 |
【概要】
突然現れたゾンビに社会が崩壊させられる。
主人公もゾンビに襲われ噛まれてしまうが、体調が回復するとなぜか自分だけがゾンビから襲われない。
ゾンビに襲われない主人公と生き残ったヒロインのサバイバルが始まる。
【注意点】
低価格であるため、シナリオは一本道で短い。
また、続編があるため一作目は中途半端な終わり方をする。
このあたりは購入段階で織り込んでおくべきだろう。
タイトルにある通り、どいういうわけか主人公だけがゾンビに襲われない。
このあまりにも主人公に都合の良すぎる設定を受け容れられるかが、合うか合わないの基準になる。
シナリオの方向性もややわかりにくい。主人公がこれから何を目指すのかがはっきりしないのだ。
強いて言えば崩壊した世界でのサバイバルということになるが、サバイバルであれば主人公の無敵設定は緊張感を殺いでしまう。
ただし、ヒロインをはじめ主人公以外は当然ゾンビの攻撃対象になっている。
主人公がヒロインを守る場合、主人公自身の生存はともかく、ヒロインの生存は主人公にとってもハードルが高くサバイバルの要素はある。
Hシーンも中途半端な印象を受ける。
崩壊した世界であるにもかかわらず、凌辱的なシーンはほとんどない。
過激なシーンを期待すると肩透かしを食うだろう。
メインヒロインの深月についてはそれなりにシーン数はあるので、深月が気に入ればおすすめできる。
批判的なことを書いてきたが、低価格でさくっと遊べてそれなりのクオリティがあるので悪い作品ではない。
要は以下2点の条件があるということだ、
①主人公だけがゾンビに襲われないというご都合主義が気にならない
②深月が気に入る
①②をクリアできていればおすすめできる。
要注意:魔王城Re:ビルド!(アストロノーツ・シリウス)
シナリオ | キャラ | Hシーン | ゲーム性 |
B- | B | B | D |
【基本情報】
タイトル | 魔王城Re:ビルド! |
ブランド | アストロノーツ・シリウス |
通常価格 | 7,800円 |
【概要】
「何でも屋」を営む主人公の元に、魔王の一族最後の生き残りである魔王の娘ラピスが現れる。
依頼内容は魔王城の再建に手を貸すこと。
主人公とヒロインによる魔王城再建が始まる。
【注意点】
なぜか初心者向けにすすめられていることがある。
この記事でもアストロノーツ・シリウスの作品を多く紹介してきたが、その中であえて初心者に『魔王城Re:ビルド!』をすすめることは正直あり得ないと思う。
理由は大きく2点ある。
一つは、アストロノーツ・シリウスのファンタジーの中で『魔王城Re:ビルド!』はゲーム性が皆無だから。
各キャラクターには、
・戦闘力
・知力
・技術
・交渉術
の4つのステータスがあり、各クエストはそのクエストを攻略するために必要なステータスの数値が決まっている。
キャラクターを3人まで組み合わせてクエスト攻略に必要なステータス数を確保する、という数字パズルのような内容になっている。
はっきり言って全然面白くない。
二つ目はHシーンについてだ。
アストロノーツ・シリウスの中ではHシーンも微妙だ。
アストロノーツ・シリウスだけあって、絵はきれいだしシーン数も確保されてはいる。
しかし、なぜかメインヒロインのラピスとその従者であるカルミアにだけ単体の凌辱がない。
この点についてはブランドの考えについて理解に苦しむ。
数あるアストロノーツ・シリウス作品の中ではどちらかと言えばおすすめできない作品にあたる。
ただし、ヒロインのキャラデザインが気に入ればシーン数も多く使えないこともないので、エロだけが目当てならありだと思う。
それでも選べない人に各ジャンルの管理人のおすすめ作品
エロ編については個人の好みの問題なのでヒロインのキャラデザインが気に入ったものをプレイすればいい。
そこで、それ以外の4つのジャンル
・シナリオ編
・キャラ編
・ゲーム編
・ミステリー編
について特におすすめの作品を挙げておく。
シナリオ編のおすすめ作品
【理由】
純粋にシナリオだけで勝負しており、人を選ばない面白さがある。
作品全体にわたって面白さが続く。
サスペンスにせよ、ミステリーにせよさらに尖った作品があるので次作のハードルが上がりすぎないのもいい。
シナリオゲーについては『G線上の魔王』を選んでおけば間違いないだろう。
キャラ編のおすすめ作品
【理由】
キャラゲーの代名詞であり、豊富なキャラクター同士の掛け合いを楽しめる。
続編もあることから、『真剣で私に恋しなさい!』を攻略した後も長く楽しめる。
一番大きな理由として、メインヒロイン5人のルートを無料でプレイできる。自分に合わなくても損することはない。
ゲーム編
【理由】
オーソドックスなRPGであると同時に、シナリオ・エロについても良くできている。
全体的にハイレベルなので失敗する可能性は低いだろう。
ミステリー編
ミステリー編については2本おすすめする。
低価格でさくっと遊びたい人向け
遺作
【理由】
値段が安いので購入ハードルが低い。
にもかかわらず、ミステリーとして内容は良くできている。
安いのは単純に作品が古いからだろう。Windows10対応版なのでシステム的にも何の問題もない。
古いのに売れ続けているということは単純に面白いということだ。
しっかり遊びたい人向け
桜花裁き
【理由】
エロを除けば全てがミステリーエロゲの中でハイレベルにまとまっている。
グロいシーンがないため、残酷な描写が苦手な人でも大丈夫。
Innocent Grey(イノグレ)のようにさらに本格的な作品へのステップアップも可能。